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自由対流の荷重
Creo Elements/Direct Finite Element Analysis では、機械的荷重の強制変位と同様に、対流が温度荷重として扱われます。
対流荷重を設定する
これは、面全体を冷却する速度です (面から周辺大気への熱の伝導、または周辺大気から面への熱の伝導)。
1. 「FEA」をクリックしてから「熱量 LBC」グループで「境界条件」をクリックします。「境界条件」ダイアログボックスが開きます。
2. 対流をクリックします。「対流」ダイアログボックスが開きます。
3. 必要に応じて、解析条件に名前を付けます。
事前に名前が入力されていない場合、「解析条件」をクリックして、ハイライトされたボックスに新しい名前を入力できます。
4. 名前をクリックします。Creo Elements/Direct Finite Element Analysis は、「名前」ボックスに現在の拘束の名前を表示します。この名前を受け入れるか、ハイライトされたボックスに新しい名前を入力できます。
5. 参照面をクリックし、面を指定します。
6. 周辺温度の値を「周辺温度」「設定値」ボックスに入力します。
7. 境膜係数の値を「境膜係数」「設定値」ボックスに入力します。境膜係数は冷却 (周辺温度によっては加熱) の速度を左右します。粗い表面 (高い値) は、なめらかな表面 (低い値) よりも速く冷却されます。
8. 「次」をクリックし、ダイアログボックスを開いたままで他の対流荷重を定義するか、 をクリックして荷重を適用します。
温度依存対流
Finite Element Analysis の対流機能では、温度依存の対流を設定することもできます。「温度依存」チェックボックスをクリックしてオンにすると、Creo Elements/Direct Finite Element Analysis で「対流」ダイアログボックスが表示されます。次のオプションがあります。
倍率
境膜係数の値を指定した係数で増加させます。これは、「境膜係数テーブル」にエントリを追加する際に特に便利です。
温度
パーツ温度を入力します。
増加量
指定した値で温度のエントリが増分されます。
エントリ削除
「境膜係数テーブル」のエントリを削除します。削除するエントリをハイライトし、適用をクリックして、値を対流ダイアログに転送します。(エントリをダブルクリックしてもかまいません)。「エントリ削除」をクリックして、エントリをテーブルから削除します。
エントリ設定
テーブルでエントリを設定します。
評価
温度の値と温度係数を使用して、すべてのテーブルエントリの境膜係数を評価します。
「境膜係数テーブル」が開き、次の情報が表示されます。
温度
入力した固定温度を表示します。
倍率
現在の係数を表示します。「対流」ダイアログボックスで
「対流」をクリックすると、境膜係数に係数をかけたものが計算されます (係数はその後リセットされて 1 になります)。
境膜係数
入力した温度における境膜係数の現在の値を示します。
テーブルで指定されていない温度値、および 2 つの既存の温度値の間にある温度値は、指定した温度値の間で線形補間されます。テーブルで指定された温度値を超える温度値は、テーブルの最初および最後の温度値を使用して、線形に外挿されます。