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Creo Simulate 解析の実行と更新
Creo Elements/Direct Modeling では、選択したパーツまたはアセンブリを Creo Simulate にエクスポートできます。エクスポートしたファイルは Creo Parametric に自動的にインポートされ、拡張子 .prt または .asm (パーツまたはアセンブリに対する Creo Parametric のネイティブ拡張子) を持つ Creo Parametric フォーマットで保存されます。最後に、Creo Simulate を使用して解析を実行できます。
Creo Elements/Direct Modeling での Creo Simulate インターフェイスの必要条件
Creo Elements/Direct Modeling で Creo Simulate 解析を実行または更新するには、互換性のあるバージョンの Creo Parametric がお使いのマシンにインストールされていなければなりません。次の表に、互換性のあるバージョンを示します。
Creo Elements/Direct Modeling
Creo Parametric
Creo Elements/Direct Modeling 20.4.0.0
Creo 8.0
Creo Simulate 解析を実行するには
1. Creo Elements/Direct Modeling で Creo Simulate モジュールをアクティブ化します。
a. 「アプリケーション」をクリックしてから「ベース」グループで (ダイアログボックス起動ツール) をクリックします。もしくは、「ファイル」 > 「モジュール」の順にクリックします。「モジュール」ダイアログボックスが開きます。
b. 「Creo Simulate」チェックボックス (「アプリケーションインターフェイス」パネル) をオンにします。
c. 「閉じる」をクリックします。
2. 「アプリケーションインターフェイス」をクリックしてから「Creo Simulate」グループで 「作成」をクリックします。「解析の作成」ダイアログボックスが開きます。
3. Creo Elements/Direct Modeling のビューポートまたは構造一覧からパーツまたはアセンブリを選択します。「フォルダの参照」ダイアログボックスが開きます。
4. 空のモデルフォルダを作成または選択します。デフォルトフォルダは、Creo Simulate 設定のパスに基づいて設定されます。たとえば、設定のパスが drive>:\Program Files\Creo Simulate\Model フォルダの場合、Model フォルダがデフォルトフォルダになります。
5. 「OK」をクリックします。Creo Elements/Direct Modeling で neutral ファイルと XML ファイルがモデルフォルダに保存され、Creo Parametric が起動されます。XML ファイルは、ATB の関連付けを維持するために必要です。
6. 「OK」 をクリックして操作を完了します。Creo Simulate が起動し、モデルをロードし、解析パラメータを定義することができます。Creo Elements/Direct Modeling によってモデルフォルダ内に解析フォルダが作成されます。Creo Simulate 解析の名前を選択することができます。Creo Simulate の出力はすべて、この解析フォルダに保管されます。
Creo Simulate 解析の実行後に Creo Elements/Direct でモデル図形を更新した場合、解析を更新する必要があります。
Creo Simulate 解析を更新するには
1. Creo Elements/Direct Modeling で Creo Simulate モジュールをアクティブ化します。
2. 「アプリケーションインターフェイス」をクリックしてから「Creo Simulate」グループで 「更新」をクリックします。「解析を更新」ダイアログボックスが開きます。
3. パーツまたはアセンブリを選択します。「フォルダの参照」ダイアログボックスが開きます。
4. 解析を最初に実行したときに使用したモデルフォルダを選択します。
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同じモデルフォルダを選択しないと、更新は拒否されます。
5. 「OK」をクリックします。
6. 「OK」 をクリックして操作を終了します。
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「解析を更新」ダイアログボックスで「Creo Simulate 開始」を選択して、Creo Simulate を自動起動します (まだ起動していない場合)。
Creo Elements/Direct Modeling から Creo Simulate へパーツまたはアセンブリをエクスポートするには、Creo Parametric のインストールディレクトリのパスと、転送されるモデル情報を保管するデフォルトディレクトリを設定する必要があります。
Creo Simulate の設定を変更するには
1. Creo Elements/Direct Modeling で Creo Simulate モジュールをアクティブ化します。
2. 「アプリケーションインターフェイス」をクリックしてから「Creo Simulate」グループで 「設定」をクリックします。「Creo Simulate 設定」ダイアログボックスが開きます。
3. 「アプリケーションパス」をクリックします。「フォルダの参照」ダイアログボックスが開きます。
4. Creo Parametric のインストールディレクトリを選択して、「OK」をクリックします。
5. 「Creo Simulate 設定」「デフォルトディレクトリ」をクリックします。「フォルダの参照」ダイアログボックスが開きます。
6. Creo Simulate に転送するデータを保存する、デフォルトディレクトリを選択します。
新しく転送するたびに、このディレクトリに空のサブフォルダが作成されます。
7. 「単位系」ボックスで、MMNS または MMKS を選択します。エクスポートされたパーツとアセンブリのそれぞれの単位が Creo Simulate に表示されます。