拡張モジュール > アニメーション (Creo Elements/Direct Advanced Design) > アニメーションでのフィジカルシミュレーション
  
アニメーションでのフィジカルシミュレーション
アニメーション内でフィジカル シミュレーションを実行し、オブジェクト間のフィジカルな相互作用をシミュレートすることができます。パーツの移動方法や、相互作用する他のパーツの動作を制御できるほか、各制御位置にさまざまなフィジカル特性を設定することもできます。
* 
アニメーションでフィジカルな相互作用をシミュレートするときには、一度に (制御点のキャプチャごとに) 1 つのパーツまたはアセンブリのみを移動できます。
制御位置を記録する前または後で、フィジカルシミュレーションの特性を変更することができます。位置を記録してから特性を設定するには、「スナップショット」セクションで「編集」を選択してください。
制御位置でフィジカル シミュレーションの特性を変更する手順
1. 「アニメーション定義」ダイアログボックスで、「フィジカルを考慮」チェックボックスをオンにします。
2. ビューポート内でパーツを 1 つ移動します。「フィジカル」チェックボックスが利用可能になります。
3. 「フィジカル」を選択して、「特性」をクリックします。「アニメーションのフィジカル特性」ダイアログボックスが開き、ダイアログボックスの最上部に現在の制御位置が表示されます。
4. 移動するパーツに対して、以下のオプションを設定します。
線固定: 軸または直線と移動するパーツとの間に一定の間隔を維持します。
軸固定: ほかのパーツと相互作用するときに、パーツが回転しないようにします。
スライド固定: ほかのオブジェクトの周りで、パーツがスライドしないようにします。
5. 移動するパーツと相互に作用し合うパーツに対し、以下のオプションを設定します。
固定: 移動しているパーツがほかのパーツを押したときに、押されたパーツが動かないようにします。移動するパーツは、他のパーツに接触した時点で停止します。
移動: 移動するパーツがほかのパーツに接触したときに、接触されたパーツを平行移動します。
フリー: 移動するパーツがほかのパーツに接触したときに、接触されたパーツを任意の方向に移動します。
6. >> 位置のキャプチャ << をクリックします。これで、フィジカルシミュレーションを表示できます。必要に応じて、さらに新しい位置をキャプチャします。
7. 「アニメーションのフィジカル特性」ダイアログは、アニメーションの定義または修正を行っている間、開いたままにしておくことができます。特性の変更が終了したら、閉じるをクリックします。