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普通公差の割り当て
寸法指定で使用する "普通公差" という公差タイプは、対象となるすべての寸法にデフォルトとして設定でき、パーツおよびアセンブリに属性として割り当てることができる公差です。普通公差は呼び寸法の値によって変わり、寸法値が変わるたびに自動的に更新されます。普通公差は、"デフォルト" の公差であるため、寸法には表示されません。ただし、普通公差の表示コマンドで表示することはできます。普通公差は、角度寸法には適用されません。
パーツまたはアセンブリに割り当てられる普通公差設定は、パーツまたは アセンブリと共に属性として保管されます。保管されるのは定義された設定の値であり、設定の名前ではありません。そのため、属性が確実に反映されます。
普通公差設定を定義するには、特定の+/-公差をとる寸法値の範囲を値のペアで指定します。普通公差セットを定義して登録するには、d3d_customize ファイルを編集する必要があります。このファイルは 3D Documentation の初期化時に自動的に読み込まれます。このファイルでは、起動時にセッションのデフォルトとして使用する設定を定義することもできます。
普通公差設定の割り当て手順
1. 「3D Documentation」をクリックしてから「注釈」グループの「その他」の隣の矢印をクリックします。
2. 「デフォルト公差の割り当て」(「普通公差」の下) をクリックします。「普通公差の割当て」ダイアログボックスが開き、選択したデフォルトが表示されます。また、「名前」ボックスに表示された現在のデフォルト普通公差セットの名前が表示されます。
3. 割り当てる普通公差を指定します。
デフォルト: デフォルトの普通公差を割り当てる場合に選択します。デフォルトの普通公差は、普通公差タイプのすべての寸法に使用されます。ただし、特定の普通公差属性を持つオーナに付加された寸法には使用されません。このオプションを選択すると、現在使用されているデフォルトの普通公差設定の名前が名前フィールドに表示されます。
パーツ/アセンブリ: 普通公差設定を割り当てるパーツまたはアセンブリを選択します。属性がパーツまたはアセンブリに付加され、パーツまたはアセンブリと共に属性が保管されます。このオプションを選択すると、選択したパーツまたはアセンブリの状態が「名前」ボックスに次のように表示されます。
選択したパーツまたはアセンブリに普通公差属性がすでに存在し、この属性が現在の 3D Documentation のセッションに登録されている場合は、その名前が「名前」ボックスに表示されます。
選択したパーツまたはアセンブリに普通公差属性が存在するものの、この属性がまだ登録されていない場合は、未登録であることを示すために、「名前」ボックスに「未登録」と表示されます。
パーツまたはアセンブリに普通公差属性が存在しない場合、「名前」ボックスには何も表示されません。
選択したパーツまたはアセンブリから普通公差設定を削除 ("割り当て解除") する場合は、「現在の割り当て削除」をクリックします。このボタンは、普通公差設定属性が存在するパーツ/アセンブリを指定した場合にのみ使用できます。
割り当てる普通公差設定を「名前」ボックスから選択します。上記の選択に基づいて、この設定はデフォルトとして、あるいは選択したパーツまたはアセンブリに割り当てられます。
4. 割り当てが完了したら、 をクリックして操作を終了します。