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インポートコンフィギュレータの設定
インポートコンフィギュレータは、DWG/DXF トランスレータでの変換プロセスと構成可能エンティティのマッピングを制御します。インポートコンフィギュレータを使用して、デフォルト設定を変更できます。
インポートコンフィギュレータを使用するには
1. 「ファイル」 > 「設定」 > 「DXF/DWG をインポート」の順にクリックします。
「インポートコンフィギュレータ」ダイアログボックスが開きます。このダイアログボックスには、「上級」「設定」の 2 つのタブがあります。
2. 「インポートコンフィギュレータ」ダイアログボックスの「上級」タブをクリックします。
3. 「モデル & レイアウトの選択」「すべてのレイアウトデータを読み取り」チェックボックスをオンにして、DXF/DWG から MI への変換を有効にします。
a. モデル空間またはペーパー空間の変換を有効にするには、「モデル空間」または「ペーパー空間を変換」チェックボックスをオンにします。
b. ペーパー空間が複数あるファイルを作成するには、「モデル & レイアウト」セクションで複数のレイアウトをクリックします。
c. より効率的に視覚化するには、「横並びレイアウトビュー」チェックボックスをオンにします。これは、レイアウトを重ねて表示するか並べて表示するかを制御します。
4. 「単位」の下の「DXF/DWG」ボックスには選択されている DXF/DWG ファイルの単位が表示されます。次の表に、「カスタム単位」チェックボックスのシナリオを示します。
カスタム単位
乗数
結果
オフ - 「乗数」ボックスは表示されません。
該当なし。
インポートされた DXF/DWG ファイルの単位は、次のように MI ファイルに変換されます。
ヤードポンド法は、UnitsScale を 2.54、単位をインチとして使用して変換されます。
メートル法は、UnitsScale を 1、単位を mm として使用して変換されます。
オン - 「乗数」ボックスが表示されます。
いいえ - 「スケール係数」ボックスは表示されません。
DXF/DWG ファイルは、同じ図形単位でインポートされます。
たとえば、5 m の線の計測が含まれている DXF/DWG ファイルは 5000 mm としてインポートされます。
はい - 「スケール係数」ボックスが表示されます。
DXF/DWG ファイルは、ユーザー定義のスケール係数で乗算された図形単位でインポートされます。
例:
DXF/DWG ファイルに含まれている線の計測が 5 mm で、スケール係数が 10 の場合、この線は 50 mm としてインポートされます。
DXF/DWG ファイルに含まれている線の計測が 5 フィートで、スケール係数が 10 の場合、この線は 50 フィートとしてインポートされます。
ファイルをインポートする際の一般的な規則:
source dimension x scale factor = measured dimension
ここで、source dimension はソースの DXF/DWG ファイル内の図形の寸法、measured dimension はファイルをインポートした後の最終的な寸法です。
5. 「マッピング」で要素のマッピングを行います。
a. 「マッピング」セクションの「フォント」タブをクリックすると、マッピング元のフォント名、マッピング先のフォント名、幅の比率、行間隔、縦書きの行間隔などのフォント設定を表示または編集できます。
b. 「矢印」タブをクリックすると、矢印の名前、矢印のスケール、矢印の塗りつぶしなどの矢印設定を表示または編集できます。
c. 「線種」タブをクリックすると、AutoCAD 線種の MI 線種へのマッピングを定義できます。1 つ目のパラメータは AutoCAD 線種名、2 つ目のパラメータはそれに対応する Creo Elements/Direct Drafting 線種名です。
6. 「インポートコンフィギュレータ」ダイアログボックスの「設定」タブをクリックします。
7. 「全般設定」で以下を行います。
a. 「開始セクション」には「DXF to MI Translator」がデフォルトで表示されます。
b. 漢字を変換するには、「漢字変換」チェックボックスをオンにします。
c. 属性を含んでいるブロックごとに追加の子パーツを作成する場合は、「属性をパーツとともに保持」チェックボックスをオンにします。これにより、属性が属するパーツで保持されます。
d. 非表示エンティティを DXF 表示エンティティに変換する場合は、「DXF 不可視エンティティを変換」チェックボックスをオンにします。
e. 色のすべてのエンティティ、線種、各レイヤ、レイヤの色、およびステータス (表示、固定、およびロック) に特殊な情報テキストを追加する場合は、「レイヤ情報によって記録」チェックボックスをオンにします。
f. "固定" または "オフ" である AutoCAD レイヤを MI ファイルに変換する場合は、「不可視レイヤを変換」チェックボックスをオンにします。
8. 「ハッチング」で以下を行います。
a. 「ハッチング間隔の最小密度」ボックスに値を入力します。一般的には、0.001 mm または 0.0001 インチよりも大きい値が使用されます。デフォルト値は 0.0 です。
b. 「輪郭線スナップギャップ」ボックスには、ハッチング輪郭内の 2 つのエンティティの最大距離を指定する値を入力します。デフォルト値は 1E-12 です。
c. ハッチングの輪郭を閉じる場合は、「閉輪郭をハッチング」チェックボックスをオンにします。「輪郭線スナップギャップ」の値に応じてハッチングの輪郭を閉じる場合は、このチェックボックスをオフにします。
d. DXF/DWG ハッチングを輪郭に変換する場合は、「輪郭にハッチング」チェックボックスをオンにします。DXF/DWG ハッチングを MI ハッチングに変換する場合は、このチェックボックスをオフにします。
e. 手動ハッチングを作成する場合は、「手書きハッチングを作成」チェックボックスをオンにします。自動ハッチングを作成する場合は、このチェックボックスをオフにします。
9. 「寸法線」で以下を行います。
a. 変換が正しく行われるように、寸法データ構造を再計算して最新の寸法データ構造に更新する場合は、「寸法ブロックを再計算」チェックボックスをオンにします。
b. 寸法を図形要素に変換する場合は、「DXF 寸法を分解」チェックボックスをオンにします。寸法を寸法要素に変換する場合は、このチェックボックスをオフにします。
10. 「線と曲線」で以下を行います。
a. 「DXF ペンの線サイズを変換」ボックスでは、DXF/DWG 線サイズ変換を定義する値を選択します。
b. 「多項マーカーのタイプ」ボックスでは、DXF/DWG/SVG 点のデフォルトのポリマーカを定義する値を選択します。デフォルト値は 2 です。
c. スプラインの制御点と節点を使用してスプラインを変換する場合は、「スプラインの制御点の変換」チェックボックスをオンにします。スプラインのフィット点を使用してスプラインを変換する場合は、このチェックボックスをオフにします。
11. 「リセット」をクリックすると、デフォルト設定に戻ります。
12. 「OK」をクリックすると、変更が保存され、適用されます。
13. 「キャンセル」をクリックすると、変更が適用されることなく、「インポートコンフィギュレータ」ダイアログボックスが閉じます。