カスタムプロセス機能のレポート

あるモデルに添付されているプロセス情報をすべてレポートとして出力する場合は、集合体のレポートダイアログを使用してレポートの定義および生成が行えます。1 つのレポートとして出力できるパーツ、アセンブリ、ワークプレーン、および WP セット数に上限はありません。また、集合体のグループを指定して、レポート作成することもできます。

Creo Elements/Direct Modeling では、レポートは HTML フォーマットで生成され、デフォルトの Web ブラウザに自動的に表示されます。

レポートが 1 画面に収まらない場合は、スクロールバーが表示されます。このスクロールバーを使用して、レポートの任意の部分を表示できます。また、プロセス情報を変更する場合に、集合体の定義ファイルに指定された値以外の値を指定すると、無効な集合体はレポートに赤色で表示されます。

レポートに出力する集合体を指定するには、集合体のレポートメニューのフィルタ方式 (集合体のレポート内) を使用して次のいずれかを選択します。

たとえば、座標系は Creo Elements/Direct Machining モジュールのマシニングアダプタの参照用に使用できます。レポートを生成するときに既存の座標系を入力すると、位置と方向は指定した座標系を基準として計算され、文書化されます。

1. 「集合体」をクリックしてから「カスタム集合体」グループで「その他」をクリックします。

2. 「ツール」セクションで

「レポート」をクリックします。「集合体のレポート」ダイアログボックスが開きます (Mold Design モジュールをアクティブ化して、「モールド集合体」タブの「表示」グループにある

「レポート」コマンドを使用します)。

「集合体のレポート」ダイアログボックスを開くには、ビューポート内で集合体を選択し、右クリックしてコンテキストメニューから「カスタマイズ集合体レポート作成」を選択します。

◦ パーツ/アッシー (デフォルト) - 集合体が添付されているパーツやアセンブリを指定します。選択したパーツやアセンブリに添付されている集合体が全て、レポートに出力されます。

◦ 選択 - パーツやアセンブリに添付されている集合体を個々に選択します。構造一覧を使用して、集合体を選択することもできます。

4. フィルタ方式をクリックしてダイアログを拡張します。レポートに含めるカテゴリを指定します。

◦ カテゴリで - 設計情報一覧で集合体をクリックして、レポートに出力する集合体のカテゴリを選択します。Creo Elements/Direct Modeling で設計情報一覧が開き、カテゴリが集合体のものだけが表示されます。複数のカテゴリを選択するには、Ctrl キーを押した状態でマウスをクリックします。

◦ タイプ - 集合体のタイプを選択します。Creo Elements/Direct Modeling で、集合体のタイプまたはグループを表す一覧が表示されます。タイプを選択し、適用をクリックします。データ入力フィールドで、集合体名の文字列を入力することもできます。

◦ 集合参照 - 参照集合体を選択します。Creo Elements/Direct Modeling で、指定した参照集合体と同じタイプの集合体がすべて選択されます。複数のカテゴリからの集合体が含まれます。

◦ 全て (デフォルト) - レポートに含めることのできる全てのカテゴリが選択されます。

5. 計算およびカスタムレポートで使用する参照用の座標系を選択します。

Creo Elements/Direct Modeling では、レポートは HTML フォーマットで生成され、デフォルトの HTML ブラウザに自動的に表示されます。