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接線条件または曲率連続条件
接続条件に接線条件または曲率連続条件を使用して、曲線間または面の間になめらかな遷移を作成します。3D 曲線では、稜線上または面上の点で定義された接線または曲率の値により、作成または修正される曲線の接線や曲率が決まります。「サーフェシング」を使用すると、サーフェイスで定義された曲率値で作成するサーフェイスの曲率が決まります。
曲線のサイズ
曲率半径の結果
平面度
大きく湾曲
直線
無限半径
一定曲率半径は円の半径に等しい
下の図で、半径の大きな最上部の曲線は平らになっています。下の曲線は回転しており、半径は小さくなっています。
特定の点で接線条件または曲率連続条件を指定すると、
新しい曲線はその点での接線または曲率連続になります。
接線、または接線と曲率の両方がなめらかになります。
接線条件のみを指定した場合、曲率はなめらかになりません。
接線条件では、接線の方向は同じままになります。
曲率連続条件では接線の方向と曲率半径が同じままになります。
曲率 (半径) を表示するには、 「曲線解析」機能を使用します。
この「曲線解析」の例では、最上部の曲線は円であり、側面はいずれも円に接続された曲線になっています。
左側の曲線は曲率連続条件で接続されています。赤い線が途切れずに 1 つの曲線から次へとつながっているように、なめらかな接続が表示されています。右側の曲線は接線条件で接続されており、左側よりもなめらかさがありません。側面の曲線からの赤い線が上側の曲線からの赤い線と一致しないことからわかるように、曲線上に不連続があることが表示されています。
サーフェシング
2 つのサーフェイス間の遷移を表示するには、曲線解析機能を使用します。
接線遷移
縞は一致しますが、サーフェイス間がなめらかではありません。
曲率連続遷移
縞が一致し、2 つのサーフェイス間はなめらかです。
この「サーフェイス解析」の例では、「ブリッジ」コマンドにより 2 本の黄線の間にサーフェイスが作成されています。縞模様解析では、新しいサーフェイスと隣接サーフェイス間に、接線遷移と曲率連続遷移による違いが示されます。接線遷移よりも曲率連続遷移の方がよりなめらかです。
制限事項
次のような場合があります。
曲率連続遷移が幾何学的に作成できない。
曲率連続遷移を完璧に行うことで高価な (データ量が極めて大きな) サーフェイスが作成される。
曲率連続遷移の結果が新しいサーフェスを追加する隣接サーフェイスの品質に依存する。
曲率連続遷移は曲率連続の近似です。遷移は「サーフェイス解析」ツールで検証します。