多角形の境界による手書きハッチング

ある領域にハッチングを追加するには、ハッチングの閉じた領域を定義する必要があります。この領域は、多角形の稜線を描画すれば定義されます。また、ハッチングの外側境界の中に内部の境界を入れることにより、「穴の部分」を定義できます。

ハッチの境界に既存の閉じた領域を選択することもできます。複雑な領域にハッチングを追加する場合は、まず図形コマンドを使用して、境界を描画します。次に、ハッチングを付けながら、選択します。円の場合を除き、閉じた領域のセグメントを一度に1つずつクリックして、境界全体を選択します。

ハッチの境界は、新しいハッチングと同じオーナに属していなければなりません。

1. 「Annotation」をクリックしてから「注釈」グループで

「ハッチング」の隣の矢印をクリックします。

「手動ハッチング」をクリックします。「手書きハッチ」ダイアログボックスが開きます。

3. 必要に応じて、「オーナ」をクリックして、ハッチングのオーナを指定します。

4. ビューポートをクリックするか座標を入力して図面上の点を指定し、ハッチングする閉じた領域を定義します。または、既存の閉じた領域のセグメントをクリックします。

Creo Elements/Direct Annotation は、境界を定義する間に、基準となるフィードバック線を表示します。

領域を定義している間は、「手書きハッチ」メニューの「戻る」をクリックしても、すでに定義した境界の点を取り消すことはできません。続けて「戻る」をクリックして、各境界の点を削除します。

「手動きハッチ」コマンドを使用してハッチ境界の一部に、ビュー図形を使用する場合は、まず追加する図形とともにビュー図形を収集 (複製) する必要があります。これは、通常の「移動」コマンドを使用して、ビュー図形を移動せずに、コピーすれば、行われます。

1. 「図形」をクリックしてから「編集」グループで

「移動」をクリックします。「図形位置の修正」ダイアログボックスが開きます。

3. 収集する図形要素をクリックします。または、使用するビュー図形の周囲に選択ボックスを定義します。

4. 「オーナ変更」をクリックして「移動」ダイアログボックスを拡張します。

以上で、収集したビュー図形をもとに上記の手順に従って、手書きのハッチングを付けることができます。