寸法テキストの属性

Creo Elements/Direct Annotation では、寸法テキストに詳細を追加して図面を詳しく説明できます。

接頭記号は、寸法の前に追加情報を入れる際に使用します。接頭記号の例は、DIA (直径)、TRUE R (真半径)、および R (半径) です。

寸法値とは、寸法を記入する図形の各部分に割り当てられる数値のことです。その値には、幾何特性および使用する規格単位に応じて、インチ、メートルおよび角度を使用できます。

寸法公差は寸法値で許容される公差に関する情報を含める際に使用します。公差とは、ある特定の寸法値で変動が許される合計の量のことです。寸法公差には、次の種類があります。

基本公差はゼロ公差を指定します。

最大/最小公差は、寸法値の最大と最小を指定するために使います。上限 (最大値) は下限 (最小値) の上に示されます。

プラスとマイナスの公差は、寸法値の右側に公差を記入するために使います。

上段と下段の公差は、特定の寸法値の右側に公差を記入するために使います。許容する要素の大きさの変動の上下値として表示されます。

図に、(左から右に向かって) 最大/最小公差、+/- 公差、上/下公差、および基本公差の例を示します。

接頭記号、接尾記号、上接記号、および下接記号の各テキストは複数行テキストにできます。基本寸法の接頭記号テキストと接尾記号テキストは単一行です。

接尾記号は、寸法値の後に追加情報を入れる際に使用します。接尾記号情報の例は、3-HOLES EQUALLY SPACED、および CONC (同心円) です。

上接記号とは、寸法値の上に記載される追加情報です。上接記号情報の例は、3- HOLES THRU および CONC です。

下接記号は、寸法値の下に追加情報を入れる際に使用します。下接記号情報の例は、4- HOLES THRU EQUALLY SPACED および CONC です。