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パラメータエンティティ - エンティティ宣言ファイルの参照
パラメータエンティティは、エンティティ宣言、記法宣言、およびエンティティと記法宣言のほかのファイルへの参照を含むファイルです。文書内で宣言されたパラメータファイルエンティティは、DTD の作成者を必要とせずに外部ファイルにリストされた共通のテキストエンティティを参照する方法を提供します。以前は、そのような参照は DTD の中でのみ許可されていました。
SGML を使用して、ASCII エディタで、または edit -current -untagged を使用して文書を編集し、パラメータファイルエンティティを宣言する必要があります。この結果、文書がSGMLで表示されます。文書の上部には、すべてのエンティティ宣言が含まれる内部サブセットが表示されます。
パラメータのファイルエンティティを宣言するには:
1. 文書を保存します。
2. コマンドラインをクリックして、edit -current -untagged と入力します。ENTERキーを押します。ヘルプウィンドウが開き、そのオプションに関するヘルプが表示されます。
コマンドラインが表示されていない場合は、「ツール」 > 「環境設定」ダイアログボックスに移動します。「ウィンドウ」カテゴリを選択し、「コマンドライン」環境設定をオンにします。
文書は SGML フォーマットで再表示されます。文書の上にある内部サブセットのエンティティ宣言に注目してください (括弧間)。2 つの一般エンティティの内部サブセットのサンプルが以下に表示されます:
<!DOCTYPE BOOK PUBLIC "-//Davenport//DTD DocBook V3.0//EN" [
<!--Arbortext, Inc., 1988-1999, v.xxx-->
<!ENTITY prodname "Arbortext&nbsp;Editor">
<!ENTITY release "9.0">
]>
<book>
多くの文書によって参照されるファイルに 2 つの一般エンティティ宣言 (prodname and release) を置くことができます。上記の例にあるエンティティ宣言は、パラメータエンティティ宣言および参照と置き換えられます。パラメータエンティティは、一般エンティティ宣言を備えたファイルを指します。これは以下に示されます:
<!DOCTYPE BOOK PUBLIC "-//Davenport//DTD DocBook V3.0//EN" [
<!--Arbortext, Inc., 1988-1997, v.xxx-->
<!ENTITY % parament PUBLIC “-//Arbortext//ENTITIES common entdecls//EN">
%parament;
]>
<book>
エンティティ宣言を備えた実ファイルに公開識別子をマッピングするには、カタログファイルでエントリを使用します。
3. 括弧間の内部サブセットのどこの場所でもパラメータエンティティ宣言を追加できます。
4. 文書を保存してから終了します。
5. 次に文書を開くとき、追加したエンティティは利用できるようになります。