コメントの挿入と表示
ユーザー自身や文書で作業するほかのユーザーにとって、文書に注釈を付け加えることができる機能は有用で便利です。コメントを挿入することで、Arbortext Editor でこれが実行できます。コメントは、発行された文書には表示されません。これらは、文書の編集ビューに表示されます。
文書へのコメントの追加
以下の手順に従って、文書にコメントを追加します。
1. コメントを追加する場所にカーソルを置きます。
2. > を選択します。
このメニュー項目を表示するには、「完全メニュー」をオンにする必要があることに注意してください。「完全メニュー」をオンにするには、 > を選択して、「環境設定」ダイアログボックスで「ウィンドウ」カテゴリを選択します。「完全メニュー」チェックボックスをオンにします。
3. _comment のタグペア間にカーソルを置き、注釈かコメントを入力します。
選択したテキストとマークアップをコメントに移動する
コメントを使用して文書に注釈を追加するほか、文書内のテキストのみまたはテキストとマークアップの両方を選択することで、そのコンテンツをコメントに移動することもできます。こうすると、そのコンテンツを発行出力から除外することができます。コメントにマークアップタグを含めると、タグはコメント内部のテキストに変換されます。たとえば、「これはコメントです」というテキストを含む文書内の para タグを選択してから > を選択すると、次のコンテンツがコメントに移動されます。
<para>This is a comment.</para>
マークアップを削除すると文書の構造が無効になる場合は、マークアップをコメントに移動することはできません。コメントされたテキストおよびマークアップを文書内に戻すには、 > メニューを選択します。マークアップを含むコメントを文書内の別の場所に移動して、そのコンテンツのコメントを除去しようとする場合は、コメントされたマークアップが新しい場所で有効でなければなりません。そうしないとコメント除去の操作が許可されません。
以下の手順に従って、文書内の既存のテキストおよびマークアップをコメントに追加します。
1. コメントに移動するコンテンツを選択します。
2. > を選択します。
選択したテキストとマークアップがコメントに移動されます。
3. コメント内部にカーソルを置き、 > を選択します。
コメント内のテキストとマークアップは、文書内に戻されます。
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_comment のタグペア内でマークアップのタグを挿入することはできません。マークアップのタグを追加できるようにしたい場合は、ステータスを無視するように設定したマーク区間 ( > ) を使用します。マーク区間が有効なのは SGML 文書のみです。
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コメントを非表示にする
Arbortext Editor 編集ビューでコメントを表示させたくない場合は、「環境設定」ダイアログボックスを使用してコメントを非表示にします。
1. コメントの表示をオフにするには > を選択して、「環境設定」ダイアログボックスを開きます。「表示」カテゴリを選択し、「コメント」チェックボックスをオフにします。
コメントは非表示となり、コメントタグは 2 方向を示す矢印のアイコンとして表示されます。
2. コメント表示をオンにするには、「環境設定」ダイアログボックスに移動します。「表示」カテゴリを選択し、「コメント」チェックボックスをオンにします。