エンティティとタグのサーチ
「サーチ」および「置換」フィールドのコンテンツにマークアップを含めるには、「マークアップを検索」チェックボックスをチェックします。エンティティとタグ (エレメント) の両方が検索対象になります。検索対象のエレメントとエンティティには、ASCII 文字を使用してください。文字エンティティは、文字として表示されていても、タグとして表示されていても検索されます。
「マークアップを検索」を使用する場合について:
• 検索するエンティティは、アンパサンド (&) で始まり、セミコロン (;) で終わるようにしてください。たとえば、「検索」フィールドに © と入力すると、文書内のコピーライト記号 (© ) が検索されます。
「検索」フィールドに Mine© と入力すると、Mine© が検索されます。
• アンパサンドとセミコロンはエンティティ区切り記号として使用されます。そのため、アンパサンドやセミコロンそのものを検索する場合は、文字の前にバックスラッシュ (\) を付ける必要があります。文書内のアンパサンドを検索するには、「検索」に \& と入力します。アンパサンドとそれに続くコピーライト記号を検索するには、\&© と入力します。
• アンパサンド (&) のもう一つの役割は、「次と置換」フィールドに使用される正規表現と関係します。アンパサンドは、正規表現で使われる特殊文字です。「次と置換」フィールドに入力したアンパサンドは、「検索」フィールドの内容を表します。以下に例を示します。
◦ 「検索」フィールドが "mathematics"
◦ 「次と置換」フィールドが "complex &"
◦ 実行すると、"mathematics" が "complex mathematics" に置き換わります。
「次と置換」フィールドにエンティティが混在する場合は、エンティティの前にバックスラッシュ (\) を付ける必要があります。以下に例を示します。
◦ 「検索」フィールドが "mathematics"
◦ 「次と置換」フィールドが "\©complex &"
◦ 実行すると、"mathematics" が "©complex mathematics" に置き換わります。
置換後のテキストの一部にアンパサンド (&) そのものを使用する場合、アンパサンドは文字エンティティとして使用してください。以下に例を示します。
◦ 「検索」フィールドが "mathematics"
◦ 「次と置換」フィールドが "\&\copy;complex &"
◦ 実行すると、"mathematics" が "&©complex mathematics" に置き換わります。
この機能は、「次と置換」フィールドにマークアップが存在するときのみ有効です。エンティティまたはタグが置換テキストの一部でない場合は、\& を使用します。
(上記はコピーライト記号とアンパサンドの実例ではなく、要点をわかりやすく説明したものです。)
• 開始タグは <tagname> と表示されます。この tagname にはエレメント名が入ります。
終了タグは </tagname> と表示されます。この tagname にはエレメント名が入ります。
「検索」に <para>This is the end of the long search.</para> と入力すると、タグを含めて入力したとおりの語句を含む段落が検索されます。
• 検索後の置換は、開始タグと終了タグが対になった領域でのみ実行できます。開始タグと一部のテキストだけを置換することはできません。開始タグと終了タグとそのコンテンツを置換する必要があります。開始タグ、終了タグのどちらかに過不足が生じたり、文書がコンテキストから外れたりする場合、置換は行われません。