PTC APP パブリッシングのトラブルシューティング
PTC APP スナップショットの作成
PTC APP を使用して PDF の印刷またはパブリッシングを行う際に、パブリッシングプロセスをトラブルシューティングする必要が生じることがあります。このトラブルシューティングプロセスでは PTC APP スナップショット zip ファイルが必要です。次のいずれかを使用して PTC APP スナップショットファイルを作成する必要があります。
• set appsnapshot ACL コマンド。
• app-snapshot=yes 文書変換パラメータ (f=convert パブリッシングリクエストを Arbortext PE サーバーに送信する場合)。このリクエストによって、トランザクションアーカイブにスナップショットファイルが配置されます。トランザクションアーカイブの詳細については、Configuration Guide for Arbortext Publishing Engine を参照してください。
PTC APP スナップショット zip には以下が含まれています。
• manifest.xml - スナップショットファイルのコンテンツに関する情報を含む XML 文書。
• inputDoc.xml - いくつかの修正を加えて PTC APP に送信された文書。これはフラット処理され、そのグラフィック参照が doc-graphics ディレクトリを指します。
• doc-graphics - inputDoc.xml によって参照されるグラフィックのコピーが格納されているディレクトリ。
• appsnap.log - PTC APP スナップショットの生成によるイベントのログ。スナップショットが完全でない場合、appsnap.log には追加の情報が含まれます。
• dynamic.dtd または dynamic.xsd - (オプション) inputDoc.xml ファイルの読み取りに XML 文書型定義 (DTD) ファイルまたは XML スキーマ (XSD) ファイルが必要な場合があります。inputDoc.xml の読み取りに必要な場合、このいずれかのファイルがスナップショットに含まれています。たとえば、DITA 文書では動的 DTD が使用されます。
PTC APP スナップショットには、文書型、スタイルシート、PTC APP コンフィギュレーションファイル、application または custom ディレクトリのコンテンツは含まれません。 > を使用して、これらを含む zip を生成できます。
スナップショットツールの実行
PTC APP スナップショット zip ファイルを生成した後で、
「ALD スナップショットを実行」ツールを使用して、
PTC APP スナップショットファイルに対してパブリッシングプロセスを実行します。
hints.xml ファイルを使用して、文書のパブリッシング中に
PTC APP によって使用されるパラメータの一部をオーバーライドできます。
PTC APP スナップショットファイルに
hints.xml ファイルは含まれていません。トラブルシューティングプロセスを実行する前に、
「ALD スナップショットを実行」ダイアログボックスでこのファイルへのパスを指定するか、スナップショットアーカイブ内に直接ファイルを挿入できます。スナップショット zip ファイルを解凍し、抽出されたディレクトリに
hints.xml ファイルをコピーしてから、このディレクトリを再び圧縮します。
hints.xml ファイルを提供するには、先にこのファイルを作成する必要があります。これはスナップショットが作成されたときに有効なパブリッシングパラメータの一部をオーバーライドするパラメータが指定された XML 文書です。このファイルは次の形式をとります。
<app:AppSnapshotHints xmlns:app="http://arbortext.ptc.com/AppSnapshot">
<Hint name="パラメータ名" value="パラメータ値"/>
<Hint name="パラメータ名" value="パラメータ値"/>
<Hint name="パラメータ名" value="パラメータ値" />
</app:AppSnapshotHints>
サポートされているヒント名と値は次のとおりです。
ヒント名
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値
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cropmarks
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クロップマーク (トンボ) を表示するには 1 を指定します。これらを抑制するには 0 を指定します。
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datemark
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日付マークを表示するには 1 を指定します。これらを抑制するには 0 を指定します。
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printRange
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印刷または PDF へのパブリッシングを行うページを指定します。ページ番号、ページ範囲、またはその両方を組み合わせて (例: 3-5,9,21-33) 指定できます。
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regmarks
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レジスタマークを表示するには 1 を指定します。これらを抑制するには 0 を指定します。
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APPChecksumPath
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checksum ファイルを生成するには 1 を指定します。これを抑制するには 0 を指定します。スナップショットから生成された PDF と同じディレクトリにこのファイルが配置されます。
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APPSavePath
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パブリッシング中に生成された PTC APP テンプレートファイルを保存するには、1 を指定します。これらを抑制するには 0 を指定します。スナップショットから生成された PDF と同じディレクトリにこのファイルが配置されます。
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editstylesheet
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パブリッシング前に入力文書を開くときに使用するスタイルシートへの絶対パスを指定します。
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stylesheet
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パブリッシング中に PTC APP に渡すスタイルシートへの絶対パスを指定します。
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APPConfigFile
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パブリッシング中に PTC APP に渡す PTC APP コンフィギュレーションファイルへの絶対パスを指定します。
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スナップショット実行中の追跡操作
スナップショットツールの実行中に問題が発生した場合、診断プログラムを使用できます。プログラムグループのショートカットから PTC Arbortext 診断ツールを起動します。次に、ACL グローバル変数 appsnapx::debug を 2 に設定します。コマンドラインまたは custom\init 内のスクリプトからコマンド set debug==extwin を実行します。次に、スナップショットツールを再び実行し、診断ウィンドウを確認します。診断ウィンドウの詳細については、Configuration Guide for Arbortext Publishing Engine PDF の「Getting Trace Information」を参照してください。
スナップショットを使用した PTC APP パブリッシングのトラブルシューティングは、テクニカルサポートの監督の下で行ってください。