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Windchill ライセンス
Windchill がシステムで動作するためには有効なライセンスが必要です。ライセンスには、すべての Windchill 資格が含まれています。Windchill ユーザーにはライセンスグループメンバーシップを介してライセンスが付与されなければなりません。ライセンスグループのメンバーシップによって Windchill へのアクセスが提供されます。ユーザーがいずれのライセンスグループのメンバーでもない場合、Windchill へのアクセスは拒否されます。
付与されている機能へのアクセスは、購入したライセンスの数までに制限されています。
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ユーザーが Windchill にアクセスできるのは、ユーザー用に購入したライセンスが関連付けられているライセンスグループに、そのユーザーが追加されている場合に限られます。
テストや開発など、設定できるサーバーの数に対する制限はありませんが、各 Windchill インスタンスに独自のライセンスファイルが必要です。
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Windchill PDM EssentialsArbortext Content Manager および Pro/INTRALINK 11.X ではライセンスは免除されています。
リモートファイルサーバーではライセンスは免除されています。
サポートされる Windchill ライセンスのタイプ
Windchill では、ライセンスを購入可能な期間に基づいて、以下のタイプのライセンスがサポートされます。
永久ライセンス - いったん購入した後で更新する必要がない、恒久的なライセンス。永久タイプのライセンスではネームドライセンスモデルがサポートされます。
サブスクリプションライセンス - 一定期間有効なライセンス。ライセンスの期間が終了した後、ライセンスを更新することで期間を延長できます。サブスクリプションタイプのライセンスでは、ネームドユーザーライセンスモデルとアクティブなデイリーユーザーライセンスモデルの両方がサポートされます。
名前付きユーザーライセンスモデルおよびアクティブなデイリーユーザーライセンスモデルについては、ユーザーライセンスの動作を参照してください。
ライセンスの取得と管理
ここで説明するように、ライセンスはオンラインモードまたは手動モードで取得および管理できます。
オンラインモード
インストール中に PTC Solution Installer を使用して、またはインストール後に Windchill「ライセンス管理」ユーティリティから、ライセンスの自動取得を有効にします。
ライセンス管理ライフサイクルを自動化します。
ライセンスのサブスクリプションおよびライセンスの資格に対する変更を自動的に管理します。Windchill は 24 時間ごとに PTC バックエンドシステムと同期化し、ライセンスの資格に対するすべての変更をチェックします。
オフラインモードまたは手動モード
Windchill インスタンスがオフラインモードで動作している場合、または Windchill インスタンスが PTC バックエンドシステムと通信できない場合に、このモードを使用します。
インストール後に Windchill「ライセンス管理」ユーティリティを使用して、手動でライセンスを取得する機能が使用できます。
ライセンスのサブスクリプション、およびライセンスの資格に対するすべての変更を手動で管理する機能が使用できます。
ライセンスのアクティベーションに成功すると、購入したライセンス機能が、Windchill「ライセンス管理」ユーティリティの「ライセンス情報」タブに表示されます。
管理者は、ユーザーにライセンスを付与するため、各ライセンスグループにユーザーを追加する必要があります。
ライセンスの検証とシャットダウンの動作
スタートアップ時および 24 時間ごとに、Windchill は PTC バックエンドシステムと同期化し、ライセンスが有効であるかどうかを確認します。ライセンスが無効であるか購読が期限切れになっている場合、Windchill はシャットダウンします。Windchill インスタンスをシャットダウンする前に PTC によって 6 時間の猶予期間が設けられています。クラスタ環境の場合、Windchill はすべてのノードでシャットダウンします。シャットダウンする前に、管理者は通知メッセージを受け取ります。
Windchill を PTC バックエンドシステムと同期化させることができなくても、有効なライセンスファイルがローカルにある場合は、Windchill を引き続き実行することができます。
ライセンスの通知
管理者グループのメンバーであるユーザーは、次の状態になるとライセンス関連の通知を受け取ります。
Windchill ライセンスまたはライセンス機能の有効期限が残り 30 日になった
Windchill ライセンスまたはいずれかのライセンス機能が残り 30 日で期限切れになる場合、管理者は次の間隔で通知を受け取ります。
有効期限の 30 日前
有効期限の 15 日前
有効期限前の 7 日間 (毎日)
Windchill ライセンスが期限切れになったか取得されていない
ログイン時に Windchill ライセンスが期限切れになっているか Windchill が有効なライセンスで構成されていない場合、メソッドサーバーまたはバックグラウンドメソッドサーバーが起動するたびに管理者は通知を受け取ります。
Windchill ライセンスが割当超過になっている
いずれかのライセンスグループで割当済み Windchill ライセンスの数が購入済みライセンスの数を上回っている場合、超過ユーザーが各ライセンスグループから除去されるまで、管理者は毎日通知を受け取ります。
Windchill ライセンスの資格が更新された
Windchill ライセンスを取得した後でそのライセンスの資格が更新された場合、管理者は新しく取得したライセンスの資格の詳細について通知を受け取ります。ライセンスの資格の更新には次のようなものが含まれます。
既存のライセンス機能の追加または除去
購入済みライセンスの数の変更
既存のライセンス機能の有効期限の変更
ライセンスが初めて取得されて資格が更新された
前述のいずれの状態でも、管理者は次の手段によって通知を受け取ります。
電子メール通知が管理者グループのメンバーに送信されます。
「ライセンス管理」ユーティリティの「ライセンス通知」タブに通知メッセージが表示されます。
通知アラート
ライセンスに関する通知がある場合、次のいずれかの方法でユーザーインタフェースにアラートが表示されます。
ログイン時に通知バナーとメッセージが表示されます。サンプルを以下に示します。
Windchill ブラウザページに、ベルアイコン とライセンス通知の数が表示されます。このアイコンをクリックすると、「ライセンス管理」ユーティリティの「ライセンス通知」タブが開きます。「ライセンス通知」タブには、ライセンス関連の通知情報がすべて表示されます。
サンプルを以下に示します。
さらに、Windchill に有効なライセンスが設定されていない場合には、通知メッセージが Methodserver ログに表示されます。
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