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LDAP エントリの編集による共通のサービス名の追加
各コンポーネントに一意の LDAP エントリを作成して、補足的なサービス名として共通のサービス名を追加すると、エントリは LDAP ディレクトリ内の同一ブランチに常駐できるようになります。これにより、冗長コンポーネントのプロパティを柔軟に設定できます。各エントリには一意のサービス名があり、デフォルトではサービス名がサービスの識別を一意にするので、すべてのエントリは同一ブランチに常駐できます。LDAP エントリの作成後に追加される共通のサービス名は、ネーミングサービスがサービスをサーチする際に使用される名前で、サービスの識別名の一部にはなりません。
プロパティが異なっていてもユーザーの環境下で同一機能を提供する Info*Engine タスクプロセッサまたはアダプタのインスタンスが複数ある場合、このメソッドは有効に機能します。
たとえば、タスクプロセッサが 3 つあり、それぞれが異なるホストに常駐し、ホストの許容量が異なるので、各プロセッサの LDAP エントリフォームで Max Thread Count フィールドを同じ数に設定しないと仮定します。この場合、タスクプロセッサの 3 つの LDAP エントリを修正できます。
これらのエントリが、Info*Engine サーバーをそれぞれのホストでインストールした際に作成され、ホストの 1 つからネーミングサービスを実行するように環境を設定したと仮定します。1 回に許容されるリクエストの最大数を指定し、タスクプロセッサの間でロードバランスおよび障害の処理を提供するには、Info*Engine プロパティ管理ユーティリティを通してサービスプロパティを編集します。各サーバーのフォームで、Max Thread Count フィールドに許容されるリクエストの数を入力します。たとえば、以下の表のリストは、3 つのタスクプロセッサの一意のサービス名と各プロセッサの最大スレッドカウントを示しています。
サービス名
ホスト
ポート
最大スレッド数
com.myCompany.myLocation.aHost.server.taskProcessor
aHost
10003
60
com.myCompany.myLocation.bHost.server.taskProcessor
bHost
10004
200
com.myCompany.myLocation.cHost.server.taskProcessor
cHost
10005
80
これらのエントリのサービス名は、デフォルトの識別名とランタイムサービス名を使用して、一意のサービスを 3 つ生成します。
各フォームで、既存のサービス名の下のフィールドに共通の名前を入力して「追加」をクリックし、共通のタスクプロセッササービス名も追加します。たとえば、サービス名「com.myCompany.myLocation.infoengineServer.taskProcessor」を追加できます。共通の名前を持つタスクプロセッサに対するリクエストを受けると、ネーミングサービスは共通の名前を持つ 3 つのタスクプロセッサの中から 1 つを無作為に選択します。選択したタスクプロセッサが応答しない場合、ほかのプロセッサが選択されます。