部品 (オブジェクト) の作成と変更
部品の作成と変更に関する条件を以下に示します。
• Windchill PDMLink の 1 つの Windchill ESI 応答メッセージから作成または変更できるのが 1 つのプライマリビジネスオブジェクトのみであること。たとえば、Windchill PDMLink からの Windchill ESI 応答メッセージが部品に対するものである場合、トランザクションでは 1 つの部品のみを作成または変更できます。ただし、レスポンスメッセージの目的が BOM の作成または変更である場合、そのトランザクションで複数の部品を作成または変更できます。
• アイテムレコードは在庫組織に作成されないか、1 つ以上の在庫組織に作成される。少なくとも品目マスター組織にはアイテムレコードが作成されます。
◦ Windchill ユーザーがマスター組織に対してのみ部品をパブリッシングする場合、マスター組織を配布ターゲットとして明示的に選択する必要がある。
◦ Windchill ユーザーがその他の組織に部品をパブリッシングする場合、マスター組織を配布ターゲットの 1 つとして選択してもしなくてもよい。マスター組織が選択されていなく、該当部品がマスター組織に存在しない場合、Windchill ESI ビジネスロジックで ESIORAControlAttributesMaster 設定フラグの設定に応じて部品を作成するオプションがあります。
• アイテムレコードは在庫組織で変更できないか、1 つ以上の在庫組織で変更できる。
◦ Windchill ESI ビジネスロジックにはインストール時に設定する設定フラグがあり、このフラグで Windchill の属性をマスターレベルで制御するかどうかを指定する。属性をマスターレベルで制御するように設定した場合、変更はマスター組織と在庫組織に反映させる必要があります。マスターレベルで制御された属性の変更は、在庫組織に適用されます。
◦ 一部の属性をマスターレベルで制御する場合、ESIORAControlAttributesMaster 設定フラグを true に設定する必要がある。
• アイテムインポート用の Oracle Applications 同時プログラムが存在し、変更されていない。TIBCO プロセスで同時プログラムが呼び出されるため、同時プログラムを Oracle でスケジューリングする必要はありません。
• Oracle Inventory User's Guide 11i で推奨されているように、Oracle インスタンスでは品目マスター組織は 1 つしか保持されない。
• アイテムが更新される組織に存在すること。
• Windchill PDMLink および Oracle Applications データは、アイテムが Oracle Applications で更新される前に一致します。
• Windchill PDMLink のインスタンス内で部品番号が一意であるように、コンテキストが Windchill PDMLink 内のサイトに設定される。
• Oracle Applications に渡されるすべての UOM (測定単位) が、ESIORALookup.properties ファイルを使用して、Oracle Applications の UOM に適切にマッピングされ、同期されていること。Oracle Applications は、UOM がブランクで送信された場合に例外を生成しません。代わりに、そのアイテムにデフォルトの UOM (EA) を割り当てます。UOM の生成とマッピング定義は、実稼働前の実装フェーズ中に実行する必要がある 1 回だけのプロセスです。これにより、Windchill のすべての UOM に対応するエントリが、ESIORALookup.properties ファイル内に必ず存在することになります。
• 部品に関連付けられた制御特性を処理するように、ESI サービスを設定することができる。ただし、これらは Oracle Applications にはパブリッシングされません。