Windchill Service PartsはWindchill Service Information Managerと連携するオプションモジュールです。Windchill Service Parts を使用して、サポート状況を正確に反映した製品ビューを作成できます。これらのビューは単一の製品サービス情報から派生します。Windchill Service Parts を使用して、製品に関連するすべての部品情報 (予備部品、サービサブル部品などの情報) を管理できます。

Windchill Service Parts はエンジニアリングデータや製造データを現場の保守担当者が使用できる予備部品情報に変換します。つまり Windchill Service Parts は、eBOM および mBOM をサービス BOM (sBOM) および部品リストに変換します。設計部品や製造部品が再構成され、そこからサービサブル部品リストが作成されます。一般には sBOM により、保守に使用できるパーツが定義されます。内訳は通常、エンジニアリング内訳のサブセットであり、製品内で置き換えることのできる 1 まとまりになった部品を含みます。

Windchill Service Parts は、Windchill に保存された情報を活用して、部品リストの 2D および 3D 製品表現を作成します。これらのイメージはエンジニアリングデータから派生するため、部品リストを作成する際にサービサブル部品表のイメージを新しく作成する必要はありません。イメージ内の情報はエンジニアリングデータから関連付け可能な形で派生するので、Windchill Service Parts で部品のリストを製品表現内のコールアウトに自動的にリンクできます。

上流の eBOM または mBOM が変更された場合、変更は sBOM に自動的に反映されます。

作成された部品リストとそれに関連するイラストレーションは、イラスト付き部品カタログとしてパブリッシングでき、PDF 製品表現または対話型システムとして配布できます。イラスト付き部品カタログを作成するときの一般的なワークフローを次に示します。