Windchill 10.2 以降では、部品とファミリーテーブルインスタンスの両方で、自動番号付けオプションを使用できます。デフォルトでは、部品とファミリーテーブルインスタンスの作成時に、自動番号付けは行われません。

ファミリーテーブルインスタンスの番号付けの概念は、ファイル名の自動番号付けと同様です。詳細については、ファイル名の自動番号付けを参照してください。

ファミリーテーブルインスタンスの自動番号付けの動作は、「ファミリーテーブルインスタンス番号を自動生成」プリファレンスで制御します。Windchill の「ユーティリティ」ページで、「プリファレンス管理」を見つけて、「Workgroup Manager クライアント」 > 「ファミリーテーブルインスタンスの作成」 > 「ファミリーテーブルインスタンス番号を自動生成」に移動します。プリファレンスのデフォルトは「いいえ」です。

自動番号付けを「いいえ」に設定した場合の動作 - CAD ドキュメントのデフォルトの自動番号付けが有効になっている状態で、「ファミリーテーブルインスタンス番号を自動生成」プリファレンスを「いいえ」に設定した場合は、ユーザーが適用したインスタンス名が保存されます。設計テーブル (アセンブリビュー内) の「メンバー」列でインスタンスに追加された名前は、次に示すように、ファイル拡張子を除去して各インスタンスの「番号」フィールドに適用されます。

ただし、ジェネリック (例では "testasm.iam") については自動番号生成が行われ、ファミリー構造は次に示すように表示されます。

同じ例の「フォルダ」ページビューは、次のようになります。

自動番号付けを「はい」に設定した場合の動作- 「ファミリーテーブルインスタンス番号を自動生成」プリファレンスを「はい」に設定した場合に、インスタンスが設計テーブル (iAssembly/iPart の「著作者」ウィンドウ内) に追加されると、終了時に CAD ドキュメントの自動番号付け方式に従ってインスタンスに自動生成された番号が付けられます (次に示す図を参照)。設計テーブルでユーザーによって追加されたインスタンスのメンバー名は、既存の CAD ドキュメントの番号付け方式に従って自動生成された番号によって上書きされます。