添付資料の管理
管理者は、サポートされているモデルの CAD ドキュメントにシステムが自動的に追加するファイルを指定します。この機能では、これらの関連ファイルの名前がランダムではなく、メインモデルの CAD 名に基づいていることを前提としています。
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ユーザーは、wgmclient.ini ファイルを使用して wgm.autoattach プリファレンスを設定することもできます。デフォルトの wgmclient.ini ファイルは Windchill Workgroup Manager のホームディレクトリにあり、すべての Windchill Workgroup Manager インテグレーションに一般に使用されるプリファレンスのリストが入っています。
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以下のファイル仕様が定義されます。
• 自動的に追加されるファイルの拡張子
• ファイルの既存のカテゴリ
• 新規カテゴリ
◦ このタイプの添付ファイルをダウンロードする動作
◦ プライマリコンテンツ修正後の添付ファイルの有効性も添付ファイルによって定義されます
• 追加コンテンツの名前を検索するためのパターンマッチング文字列。たとえば、CAD 名 = *.prt の場合は *.JT を追加し、CADName = *.prt の場合は *_PRT.ans. を追加します。有効なワイルドカード文字は、*、?、および & です。
• wgm.autoattach プリファレンスは、「プリファレンス管理」ユーティリティですべてのレベル (ユーザー/コンテキスト/組織/サイト) にわたって設定できます。ユーザーは、ユーザーコンテキストレベルでのみプリファレンスを設定できます (より上位のプリファレンス組織レベルでプリファレンスがロックされていないかぎり)。
「プリファレンス管理」ユーティリティを使用した添付資料の管理
管理者とユーザーは、Windchill インタフェース右上の「クイックリンク」ドロップダウンメニューで > > の順に選択することで、「プリファレンス管理」ユーティリティにアクセスできます。
「プリファレンス管理」ユーティリティを特定のアプリケーションコンテキストまたは「クイックリンク」メニューから起動すると、そのコンテキストまたはユーザーの要件に応じて設定できるプリファレンスの完全なリストが表示されます。「プリファレンス管理」ユーティリティの上部にある「コンテキスト」フィールドは、対象のコンテキストまたはユーザーを示します。
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「コンテキスト」フィールドの隣の 「検索」 をクリックして、その他の使用可能なコンテキストをサーチします。 |
この手順により、Windchill にアップロードするコンテンツを CAD ドキュメントの追加コンテンツとして設定できます。
1. 「プリファレンス管理」ウィンドウの左上にある「コンテキスト」ドロップダウンリストを使用して、コンテキストレベルを選択します。たとえば、「サイト」を選択します。
2. 「Workgroup Manager クライアント」カテゴリまでスクロールします。
3. 「CAD/ダイナミックドキュメントおよび添付資料フィルタをアップロード」プリファレンスを見つけて、
「プリファレンスを設定」 を右クリックします。
4. 「プリファレンスを設定」ウィンドウで、このプリファレンスに適切な値を入力または選択します。
| 説明に "Windchill Workgroup Manager" を含む「クライアント」フィールドが「プリファレンスを設定」ウィンドウに表示されている場合は、プリファレンスが 1 つ以上の Windchill Workgroup Manager インテグレーションに適用できることを示しています。ドロップダウンメニューから対象の CAD ツールを選択します。 説明に "Windchill Workgroup Manager" を含む「クライアント」フィールドが「プリファレンスを設定」ウィンドウに表示されていない場合は、プリファレンスがすべての Windchill Workgroup Manager インテグレーションに適用できることを示しています。 |
5. 「値」フィールドでオプションを選択するか、または新しい値を入力します。upload.autoattach.search パスを設定します。これにより、ディスク上のパスをセミコロンで区切って指定し、アップロード時に CAD ドキュメントに自動的に追加する必要がある添付ファイルをサーチします。
適用可能な値は、次のとおりです。
◦ CAD/ダイナミックドキュメント
◦ 添付ファイルタイプ
◦ コンテンツカテゴリ
| パラメータには大文字と小文字の区別があります。たとえば、PDF 添付ファイルをアップロードする場合は、 wgm.autoattach=*.sldprt,*pdf,GENERAL のようになります。 |
6. 「コメント」フィールドに、プリファレンス値に関するコメントを最大 500 文字まで入力します。プリファレンスを下位レベルで設定する場合、上位レベル (サイトレベルまたは組織レベルなど) で入力されたコメントが表示されます。今後の参考に、プリファレンス値を選択した理由を含めてください。
7. プリファレンスがアプリケーションコンテキストに適用される場合、管理者は「ロック済み」チェックボックスをオンにして、プリファレンスが優先順位の低いレベルで設定されたり、wgmclient.ini ファイルで上書きされたりしないようにできます。
| 「ロック済み」フィールドは、個々のユーザープリファレンスでは使用できません。 |
8. 終了したら、「OK」をクリックします。「プリファレンス管理」ウィンドウが再表示され、新しいプリファレンス値がテーブルに表示されます。
9. プリファレンスの修正を確認するには、Windchill Workgroup Manager が実行されている状態で > の順に選択するか、Windchill Workgroup Manager を再起動して、修正したプリファレンス値の同期化を行います。
wgmclient.ini ファイルを使用した添付ファイルの管理
ユーザーは wgmclient.ini ファイルを使用して wgm.autoattach プリファレンスを設定することもできます (「プリファレンス管理」ユーティリティ内で設定されたプリファレンスのロックが解除されていれば)。
デフォルトの wgmclient.ini ファイルは Windchill Workgroup Manager のホームディレクトリにあり、すべての Windchill Workgroup Manager インテグレーションに一般に使用されるプリファレンスのリストが入っています。
この手順により、Windchill にアップロードするコンテンツを CAD ドキュメントの追加コンテンツとして設定できます。
1. 標準のテキストエディタで wgmclient.ini を開きます。
2. wgm.autoattach プリファレンスを見つけます。これは、wgmclient.ini ファイルの [Creo Illustrate] の下、または一般セクション内にあります。
3. upload.autoattach.search パスを設定します。これにより、ディスク上のパスをセミコロンで区切って指定し、アップロード時に CAD ドキュメントに自動的に追加する必要がある添付ファイルをサーチします。
適用可能な値は、次のとおりです。
◦ CAD/ダイナミックドキュメント
◦ 添付ファイルタイプ
◦ コンテンツカテゴリ
| パラメータには大文字と小文字の区別があります。たとえば、PDF 添付ファイルをアップロードする場合は、 wgm.autoattach=*.sldprt,*pdf,GENERAL のようになります。 |
4. プリファレンスをアクティブ化するには、wgm.autoattach の先頭にある # プレフィックスを除去します。
5. ファイルを保存します。
6. Windchill Workgroup Manager を再起動します。修正したプリファレンスが使用可能になります (「プリファレンス管理」ユーティリティ内で上位レベルのプリファレンスのロックが解除されていれば)。