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相互運用性: プロジェクトでのスケジュールされた同期化の設定
製品: Windchill PDMLinkWindchill ProjectLink
リリース: 11.0 F000
利点
プロジェクトのスケジュールされた同期化機能を管理する新しいコンフィギュレーションオプションが使用可能になりました。
その他の詳細
次のコンフィギュレーションオプションは、プロジェクトで使用可能な新しいスケジュールされた同期化機能をサポートします。この機能強化の詳細については、相互運用性: 共有オブジェクトのスケジュールされた同期化を参照してください。
wt.dataops.sandbox.autoUpdateProject.autoUpdateScheduledTime
名前
wt.dataops.sandbox.autoUpdateProject.autoUpdateScheduledTime
デフォルト
2\:00
概要
プロジェクト内の共有オブジェクトを自動的に同期化する時刻を設定します。
説明
自動的に同期化するよう設定されているプロジェクトは毎日更新されます。このプロパティを使用して、プロジェクトを同期化する毎日の時刻を設定します。
時刻を指定する際には 24 時間フォーマットを使用します。たとえば、午後 6 時 45 分に自動同期を実行するには、「18\:45」と入力します。
デフォルト値は 2:\00 です。つまり、同期化ジョブは 2:00 A.M. に実行されます。
wt.queue.PoolQueue.ProjectUpdateProcessingQueue.threadPoolSize
デフォルトでは、このプロパティは設定されていません。このプロパティの設定方法については、PTC テクニカルサポートのパフォーマンスチューニングチームまでお問い合わせください。
名前
wt.queue.PoolQueue.ProjectUpdateProcessingQueue.threadPoolSize
デフォルト
<not set>
概要
プロジェクトの自動同期化ジョブをシングルスレッドとして実行するかマルチスレッドとして実行するかを指定します。
説明
このプロパティには整数値を指定できます。
値が設定されていない場合、または 1 以下の値に設定されている場合、自動同期化ジョブはシングルスレッドとして実行されます。
1 より大きい値に設定されている場合、自動同期化ジョブは指定されている数のスレッドを使用してマルチスレッドとして実行されます。
* 
マルチスレッドとして設定すると、Windchill は、指定されている値と同じ数のスレッドを開始しようとしますが、サーバーのオペレーティングシステムによってリソースが制限されているため、スレッドの数が指定されている値よりも少なくなる可能性があります。
プロジェクト同期化ユーザー
これはサイトレベルで使用可能な新しい既成のグループです。
このグループには、プロジェクトの「同期化ユーザー」としての役割を果たすことができるユーザーを指定します。
スケジュールされた同期化ジョブは、このユーザーのアクセス許可のパラメータ内で共有オブジェクトを同期化します。ユーザーが共有オブジェクトまたは新たに追加される依存オブジェクトに対する必要なアクセス権を持っていない場合、それらのオブジェクトは無視されます。必要に応じて、適切なアクセス許可があるユーザーが後から手動で「更新」「プロジェクトを更新」、または「選択した共有を更新」操作を実行することで、アクセスが制限されている共有オブジェクトを同期化できます。
共有オブジェクトを同期化するには、次のアクセス許可が必要です。
ソース PDM コンテキストに対する読み取りアクセス許可
ソースオブジェクトに対する読み取りアクセス許可
SharedContainerMap タイプのオブジェクトに対する修正アクセス許可 (「プロジェクト同期化ユーザー」グループのメンバーにはこれがデフォルトで付与されます)
* 
自動同期化の一環として新しい依存を共有するには、その新しい依存オブジェクトに対する読み取り、ダウンロード、アクセス許可変更のアクセス許可が必要です。
共有フォルダ
これはプリファレンス管理ユーティリティの新しいプリファレンスです。これは「全体的なオペレーション」の下にあります。
名前
「全体的なオペレーション」 > 「共有フォルダ」
デフォルト
ルートプロジェクトフォルダ
表示
プロジェクト
説明
このプリファレンスは、共有オブジェクトの同期化操作の一環として共有される新しい依存オブジェクトのデフォルトの場所を設定します。
プロジェクトに存在しないフォルダにこのプリファレンスが設定されている場合、代わりにデフォルトの場所 (ルートプロジェクトフォルダ) が使用されます。
フォルダ名では大文字と小文字が区別されます。
手動同期化操作を実行する際にフォルダを変更できます。
新しい依存を共有するには、同期化ユーザーはその新しい依存オブジェクトに対する読み取り、ダウンロード、アクセス許可変更のアクセス許可を必要とします。