ワークスペースへのオブジェクトの追加

「追加」コマンドを使用して、ワークスペースオブジェクトを更新するか、コモンスペースからワークスペースにオブジェクトを追加します。オブジェクトに関連付けられたファイルは、オプションでユーザーのローカルディスクにダウンロードでき、読み取りアクセスが可能になります。Windchill の「プリファレンス管理」ユーザーインタフェースでは、「ワークスペースに追加」操作と「チェックアウト」操作のプリファレンスを設定できます。

オブジェクトをワークスペースに追加するには、「ダウンロード」アクセス許可が必要です。

CAD アプリケーション依存規則とワークスペースオブジェクトのステータスは、ダウンロードで最終的にどのオブジェクトを選択/選択解除できるかに影響します。また、チェックアウトの可能なオブジェクトもあれば、ダウンロードのみが可能なオブジェクトもあります。さらに、オブジェクトのメタデータのみのチェックアウトが可能な場合もあります。(Windchill PDMLink、Windchill ProjectLink、または Pro/INTRALINK のみ)。

1. コモンスペース (たとえば、オブジェクトの情報ページ、サーチ結果テーブル、フォルダページなど) でオブジェクトに移動し、そのオブジェクトを選択します。次に、オブジェクトの「操作」メニューまたは右クリック操作メニューで「ワークスペースに追加」を選択します。

オブジェクトがすでにワークスペースにある場合はそのまま選択し、「ファイル」 > 「追加」の順に選択するか、ツールバーの「追加」アイコン

を選択します。

「ワークスペースに追加」ページが表示されます。デフォルトでは、このページにはコレクションユーザーインタフェースの基本モードが表示されます。

Windchill プリファレンスの「ワークスペース」 > 「ワークスペースに追加し、チェックアウト」 > 「デフォルトで「アドバンス」タブを使用」が「はい」に設定されている場合は、「アドバンス」タブが「ワークスペースに追加し、チェックアウト」操作で表示されるデフォルトのタブに設定されます。「いいえ」に設定されている場合は、「基本」タブがデフォルトに設定されます。プリファレンスのデフォルト値は「いいえ」です。

「基本」タブでは、オブジェクトや関連オブジェクトをワークスペースに追加するための基準を指定できます。または、「アドバンス」タブを選択し、コレクションのアドバンスモードに切り替えることができます。アドバンスモードでは、テーブル機能を使用して、リストされたオブジェクトのビューをカスタマイズできます。基本的なテーブルの使用、ビューの並べ替え、使用、カスタマイズ、テーブルリスト内の文字列のサーチの詳細については、テーブルの使用およびテーブルビューのカスタマイズを参照してください。

2. コモンスペースでワークスペースへの追加操作を実行する場合は、「ワークスペース」フィールドでターゲットワークスペースを選択できます。「新規」をクリックすることにより、新しいターゲットワークスペースを作成することもできます。

3. コレクションユーザーインタフェース (基本モードまたはアドバンスモード) を使用して、オブジェクトリストに追加、除去、取り込み、または除外するオブジェクトを指定します。インタフェースには、コンフィギュレーション仕様を設定するオプションがあります。

ワークスペースにすでに存在するオブジェクトのコンテンツをダウンロードする場合、コンフィギュレーションの選択は不要です。コンフィギュレーション用のワークスペースプリファレンスが使用されます。

4. オブジェクトをアクティブな (ローカルキャッシュに接続された) ワークスペースに追加する場合、次のいずれかの方法を使用して、プライマリコンテンツの処理方法を指定できます。

◦ 基本モードで、「プライマリコンテンツ」メニューから以下の規則のいずれかを選択します。これは、チェックアウトのために収集されたすべてのオブジェクトに適用されます。

▪ 「リンク」- メタデータのみがワークスペースにダウンロードされ、必要に応じて後のコンテンツダウンロードのためにコモンスペースコンテンツが作成されます。

ローカルキャッシュ内で使用可能なコンテンツを再使用するには、「ターゲットワークスペースでコンテンツを再使用」オプションをオンにします。このオプションは、ワークスペース内の作業版数が「ワークスペースに追加」ユーザーインタフェース内の作業版数に一致するオブジェクトにのみ適用されます。

◦ アドバンスモードでは、オブジェクトを選択して適切な操作を適用することで、プライマリコンテンツの処理方法を指定します。「編集」メニューまたはテーブルツールバーを使用できます。オブジェクトごとの現在のコンテンツ処理方法の設定は、「ワークスペースコンテンツのステータス」列の記号で示されます。以下の表は、コンテンツ処理のコントロールとインジケータについて説明しています。

「編集」メニューの選択肢

ツールバーアイコン

インジケータ記号

説明

コンテンツをダウンロード

コンテンツは操作の実行時にワークスペースにダウンロードされます。

コンテンツをリンクとして追加

メタデータのみがワークスペースにダウンロードされ、必要に応じて後のコンテンツダウンロードのためにコモンスペースコンテンツが作成されます。

コンテンツを再使用

コンテンツはダウンロードされません。代わりに、現在ターゲットワークスペースにあるバージョンのコンテンツが使用されます。

このオプションは、ワークスペース内の作業版数が、「チェックアウト」/「ワークスペースに追加」ユーザーインタフェース内の作業版数に一致するオブジェクトにのみ適用されます。

◦ 「基本」モードで作業している場合は、「チェックアウト」ドロップダウンメニューから次のタイプのオブジェクトのいずれかを選択して規則を設定します。規則は収集されたすべてのオブジェクトに適用されます。

▪ 「初期選択および修正済み」- 初期選択したオブジェクトおよび修正済みの依存のみがチェックアウトされます (ターゲットワークスペースがアクティブなワークスペースである場合にのみ)。

◦ 「アドバンス」タブで作業している場合は、テーブルのオブジェクトを選択し、「ファイル」 > 「チェックアウトに設定」の順に選択するか、テーブルのツールバーの「チェックアウト」アイコン

をクリックします。「操作のステータス」列にチェックアウト記号が表示され、ユーザーの意図を示します (「チェックアウト」アイコン

をもう一度クリックすると、この選択が切り替わります)。

6. 任意で、オブジェクトの収集と処理に関する仕様を除去し、テーブルを元の状態に戻すには、「リセット」アイコン

をクリックします (アドバンスモードのみ)。

7. ターゲットワークスペースがアクティブなワークスペースである場合、「初期選択オブジェクトをオーサリングアプリケーションで開く」チェックボックスをオンにできます。この操作により、「追加」操作の実行時に初期選択した各オブジェクトが個々の CAD セッションウィンドウで開かれます。

選択したオブジェクトが指定したターゲットワークスペースに追加され、ターゲットワークスペースページに戻ります。ただし、操作をオブジェクトの情報ページから開始した場合は例外的に情報ページに戻ります。

「ワークスペース」 > 「ワークスペースに追加し、チェックアウト」 > 「ワークスペースに追加したオブジェクトを自動的にロック」プリファレンスを使用すると、「ワークスペースに追加し、チェックアウト」操作時にチェックアウトされていないすべてのオブジェクトを自動的にロックするように指定できます。