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ThingMark
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3D コンテナに追加できる ThingMark は 1 つだけです。
このウィジェットの機能
ThingMark」ウィジェットにより、ThingMark をエクスペリエンス内に挿入することができます。
ThingMark は、一意に識別可能なマーカーです。Vuforia View により、グローバルに識別されます。特定の Thing とユースケースに対して、適切なエクスペリエンスとそれに対応するデータを送信するには、Vuforia View で ThingMark を識別できるようにする必要があります。
このウィジェットを使用するケース
以下の場合に ThingMark を使用します。
物理オブジェクトとデジタルモデルをできるだけ密接に整列する場合。3D モデルを正しい位置に表示するには、実際の ThingMark と同じ場所にデジタルの ThingMark を配置する必要があります。たとえば、サービス技術者に対してジェネレータ上のオイルフィルタの変更方法を示すエクスペリエンスを作成する場合、物理ジェネレータの上に、オイルフィルタモデルとステップのシーケンスを拡張して表示します。
テーブルトップエクスペリエンスを作成する場合。たとえば、潜在的な顧客に対し、物理ジェネレータを使用せずにジェネレータのモデルを表示する場合、エクスペリエンスでキャンバスの床に ThingMark を配置します。次に、サイトで、印刷した ThingMark を床に配置し、それをスキャンすると、ジェネレータのデジタル表現が表示されます。
このウィジェット固有のプロパティ、サービス、イベント、操作
一般的なウィジェットのプロパティ、サービス、イベントのリストについては、共通のウィジェットプロパティ、サービス、イベントを参照してください。
次のテーブルに、このウィジェット固有のプロパティを示します。
プロパティ
JavaScript
タイプ
説明
ThingMark
markerId
string
使用されている ThingMark の ID。
ID を指定すると、この正確な ID が認識された場合にのみトラッキングが開始されます。
マーカー幅
width
number
ThingMark の幅。
このフィールドの値は、メートル単位で設定します。たとえば、印刷した ThingMark が 5 センチメートルの場合は、これを 0.05 に設定します。
X 座標
x
number
X 軸上の ThingMark の位置。
Y 座標
y
number
Y 軸上の ThingMark の位置。
Z 座標
z
number
Z 軸上の ThingMark の位置。
X 回転
rx
number
X 軸を中心とした ThingMark の回転。
Y 回転
ry
number
Y 軸を中心とした ThingMark の回転。
Z 回転
rz
number
Z 軸を中心とした ThingMark の回転。
トラッキング
istracked
boolean
カメラがターゲットを認識すると有効になります。
トラッキングインジケータを表示
trackingIndicator
boolean
このチェックボックスをオンにすると、ターゲットに対して緑色のトラッキングの輪郭が表示され、トラッキングが進行中であることが示されます。
常に手前に表示
decal
boolean
ThingMark のレンダリングを常に手前に表示するように変更します。
固定 (アイウェアプロジェクトのみ)
stationary
boolean
このチェックボックスは、ターゲットが安定した環境にあり、ユーザーによって移動されない場合に選択します。このチェックボックスをオンにすると、トラッキングのパフォーマンスが向上する場合があります。
イベント
JavaScript
説明
トラッキング取得
trackingacquired
トラッキングが確立されたときにトリガーされます。渡されるパラメータは ThingMark ID です。
トラッキング紛失
trackinglost
トラッキングが失われたときにトリガーされます。渡されるパラメータは ThingMark ID です。
動作中のウィジェット
ウィジェットがどのように表示されるか、以下に例を示します。
使用時に必要な最小ステップ
外観
1. 「ThingMark」ウィジェットを、キャンバス上またはモデル上にドラッグアンドドロップします。たとえば、印刷した ThingMark を AR エクスペリエンスのテーブルトップとして機能させるには、キャンバス上のモデルの下に ThingMark を配置します。印刷した ThingMark を物理オブジェクトの表面に適用するには、ThingMark をモデル上に適宜配置します。
2. 「プロジェクト」枠の「コンフィギュレーション」 > 「エクスペリエンス」で、「ThingMark 関連付け」ドロップダウンから「ThingMark」を選択し、「ThingMark」フィールドに ThingMark ID を入力します。