材料使用値の更新
材料使用値は、特定の材料に使用する目的を示すために使用されます。
MaterialUse プロパティは、
作業定義材料指定 (
PTC.SCA.SCO.WorkDefinitionMaterialSpecification) および
ジョブオーダー材料要件 (
PTC.SCA.SCO.JobOrderMaterialRequirement) の両方にあります。
MaterialUse プロパティの値は、材料使用値の列挙リストにマップする整数です。デフォルトでは、使用可能な材料使用値には、
Consumed、
Produced、
Destroyed、
Disassembled、
OperatedOn が含まれます。
サービスは、新しい材料使用値を
作成、既存の値を
更新または
削除、あるいはシステムに存在する材料使用値を
読み込むために、デフォルトの生産オーダーマネージャ Thing (
PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager) で使用できます。プロセス計画を変換する際に、
Windchill から材料使用値に、部品割当タイプの
マッピングをカスタマイズすることもできます。
材料使用値の作成
「CreateMaterialUses」サービスを使用して、「MaterialUses」入力パラメータテーブルに追加することで複数の材料使用値を作成できます。
「CreateMaterialUses」サービスを実行すると、作成された材料使用値のリストが、それらの UID と合わせて返されます。
材料使用値の読み込み
「GetMaterialUse」サービスを使用して、「UID」入力パラメータにステータスの UID を入力することにより、個々の材料使用値を読み込んで表示できます。
または、「GetMaterialUses」サービスを使用して、データベース内のすべての材料使用値とその UID を取得することもできます。
材料使用値の更新
既存の材料使用値の名前は、「UpdateMaterialUses」サービスを使用して更新できます。「MaterialUses」入力パラメータテーブルで、更新する材料使用値の UID を入力し、ステータスの新しい「名前」値を入力します。サービスを実行すると、更新された作業定義実行ステータスのリストが、UID と合わせて返されます。
材料使用値の削除
「DeleteMaterialUse」サービスを使用して以前に作成した材料使用値を削除したり、削除する材料使用値の UID を指定したりすることができます。削除された (または存在しない) 材料使用値を読み込もうとすると、空の結果テーブルが返されます。
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材料使用値を削除する際には注意してください。使用されている、または使用されていた材料使用値を削除しようとしても、システムはそれらを保護しません。
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Windchill 割当タイプと材料使用値の間のマッピングのカスタマイズ
プロセス計画の変換中に、Windchill MPMOperationToPartLink および MPMOperationToOperatedPartLink オブジェクトの allocationType プロパティ値が Operator Advisor の材料使用値にマッピングされます。既成のマッピングは次のとおりです。
割当タイプ値
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材料使用値
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disassembled、 reassembled、 および Null を含むすべての MPMOperationToOperatedPartLink 割当タイプ
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OperatedOn
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MPMOperationToPartLink 割当タイプ:
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consumed
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Consumed
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produced
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Produced
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destroyed
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Destroyed
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disassembled
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Disassembled
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• Operator Advisor で提供されている Consumable 材料使用値は、既成で Windchill 割当タイプにマッピングされていません。これはカスタムマッピングに使用できます。
• Windchill からの割当タイプが不明であるか、マッピングに含まれていない場合、Operator Advisor の材料使用値は空のままになります。
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指定した
作成、
更新、および
削除サービスを使用して提供されている材料使用列挙値のリストを変更した場合、または変換でマッピングする
Windchill の
MPMOperationToPartLink オブジェクトに追加の割当タイプがある場合、マッピングをカスタマイズできます。
マッピングをカスタマイズするには、次の操作を行います。
1. ThingWorx Composer で、作業定義コンバータ Thing (PTC.SCA.SCO.MPMLinkWorkDefinitionConverter) に移動します。
2. 「サービス」で、「GetMaterialUseValue」サービスを検索してオーバーライドします。
3. サービスエディタで、コードを編集して既存のマッピングを更新するか、マッピングを追加します。Operator Advisor には次のサービスコードが提供されています。
各 materialUse の値は Windchill からの割当タイプの値であり、大文字と小文字が区別されます。result は、材料使用値の UID です。複数の割当タイプを 1 つの材料使用値 UID にマッピングできます。
| 現在システムに存在している材料使用値に対し、マッピングが適切であることを確認する必要があります。これは、提供されている
作成、
更新、および
削除サービスを使用して Operator Advisor で提供されている材料使用値のリストを変更した場合に特に必要です。現在の材料使用値のリストを表示するには、その UID を使用して、デフォルトの生産オーダーマネージャ Thing ( PTC.SCA.SCO.DefaultProductionOrderManager) で 「GetMaterialUses」サービスを実行します。 |
たとえば、Windchill からの追加の割当タイプ (myAllocationType) を、UID が 9 の新しい材料使用値にマッピングするには、次のコードを追加します。
} else if (materialUse === "myAllocationType") {
result = "9";
4. 「保存して続行」をクリックし、更新したサービスを保存します。
5. 「保存」をクリックし、作業定義コンバータ Thing を保存します。
カスタマイズしたマッピングは、以降のプロセス計画の変換に適用されます。