1. インストール前の要件
PostgreSQL のすべてのノードでインストール前のすべての手順を実行する必要があります。
ネットワーク通信
3 つの PostgreSQL ノードすべてが TCP 経由で互いに WAL (ログ先行書き込み) の通信を行う必要があります。
ポート
目的
1
5432
このポートは PostgreSQL 通信に使用されます。
2
22
この SSH ポートは Pgpool が PostgreSQL ノードでスクリプトを呼び出すときに使用されます。
3
NFS?
すべての PostgreSQL ノードが、アーカイブログへの書き込みとアクセスのために共通のファイル共有場所にアクセス可能でなければなりません。このポートは選択されているファイル共有方法によって異なる場合があります
ファイル共有
各 PostgreSQL ノードは、そのアーカイブログを書き込んでほかのノードがアクセス可能な固有の共有場所を持っていなければなりません。
フォルダ名
目的
1
/db/node0archive
node0 はこのフォルダにアーカイブログを書き込み、後続ノードはそこから読み取ります。このフォルダは node0、node1、および node2 の間で共有されます。
2
/db/node1archive
node1 はこのフォルダにアーカイブログを書き込み、後続ノードはそこから読み取ります。このフォルダは node0、node1、および node2 の間で共有されます。
3
/db/node2archive
node2 はこのフォルダにアーカイブログを書き込み、後続ノードはそこから読み取ります。このフォルダは node0、node1、および node2 の間で共有されます。
リモートアクセス
各 Pgpool ノードはパスワードの入力なしですべての PostgreSQL ノードに対する SSH アクセスを必要とします。Pgpool ユーザーは PostgreSQL ノードによって信頼されていなければなりません。
この信頼関係の設定についてはこの例では説明していません。
データベースフォルダの設定
Postgresql 10 はデフォルトでは /var/lib/postgresql/10.x/main および /var/lib/postgresql/10.x/data にインストールされます。ただし、この例ではすべてのインストールが /db/ に配置され、データファイルをオペレーティングシステムのディスク上で管理しないという、一般的な運用時の慣行が反映されています。