Geotag ウィジェット
Geotag には 3 つのモードがあります。
• ステルス追跡 - 画面上の視覚表現なしで位置を継続的に (下記参照) 取得します。
• コントロール付き追跡 - 位置を継続的に (下記参照) 取得できますが、この機能をオン/オフにする視覚的なコントロールがあります。デフォルトでは、このコントロールが表示されているときには追跡はオフになります。追跡を開始するには、ユーザーが追跡をオンにする必要があります。
• 静的取得 - マッシュアップの初期化時に位置を一度取得し、マッシュアップ全体を再ロードしないかぎり、再度取得することはありません。このモードでは、画面上の視覚表現はありません。
 |
"継続的" の度合いはデバイスによって異なります。たとえば、静止しているラップトップが位置を追跡する速度は、携帯している GPS 対応のスマートフォンよりはるかに低速です。
|
|
|
スタイルおよび共通のウィジェットプロパティは、次の表には含まれていません。
|
|
プロパティ名
|
説明
|
ベースタイプ
|
デフォルト値
|
バインド可能か(Y/N)
|
ローカライズ可能か(Y/N)
|
|---|---|---|---|---|---|
|
TrackLocation
|
ウィジェットが位置の移動を追跡します。ShowControls を使用しない場合、ウィジェットはマッシュアップが有効であるかぎり継続的に追跡します。コントロールの表示によって、ユーザーは追跡をオン/オフにできます。これにバインドすると、ほかのウィジェットに位置の追跡が通知されます。
|
BOOLEAN
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
EnableHighAccuracy
|
スマートフォンなどのデバイスでは GPS 機能をオン/オフにできます。高精度を有効にすると、ネットワーク機能だけではなく GPS 機能も使用されるようになります。高精度の有効化はパフォーマンスに影響する可能性があり、デバイスのアクセス許可による制御も受けます。
|
BOOLEAN
|
True
|
Y
|
N
|
|
MinimumUpdateFrequency
|
ウィジェットが位置の値の更新を試みる間隔の最小時間 (秒)。
|
NUMBER
|
5
|
N
|
N
|
|
Timeout
|
ウィジェットが位置を取得するまで待つ最大時間 (秒)。
|
NUMBER
|
T
|
T
|
|
|
MaximumCacheAge
|
キャッシュされた位置が保持される時間 (秒)。MaximumCacheAge 内のそれ以降の位置の呼び出しでは、キャッシュされた位置の値が返されます。
|
NUMBER
|
0
|
N
|
N
|
|
CurrentLocation
|
現在位置 - 経度、緯度、標高、単位 (WGS84)。
|
LOCATION
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
DateTime
|
現在位置が検出されたか、エラーが返された日付と時刻。
|
DATETIME
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
ShowDataLoading
|
ロード中のデータを表示します。
|
BOOLEAN
|
True
|
N
|
N
|
|
Heading
|
現在位置が検出された時点のコンパスの方位 (真北から時計回りの角度)。TrackLocation が true の場合にのみ適用されます。
|
NUMBER
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
Speed
|
現在位置が検出された時点の移動速度 (メートル/秒)。TrackLocation が true の場合にのみ適用されます。
|
NUMBER
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
ShowControls
|
位置を追跡する場合、追跡を開始/停止するためのランタイムコントロールを表示できます。
|
BOOLEAN
|
False
|
N
|
N
|
|
LocationAccuracy
|
位置の精度 (メートルで測定)。
|
NUMBER
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
ErrorMessage
|
位置の取得に失敗した場合に返されるエラーメッセージ。
|
STRING
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
ErrorCode
|
位置の取得に失敗した場合に返されるエラーコード。
|
NUMBER
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
ShowDataLoading
|
ロード中のデータの表示を許可します。
|
BOOLEAN
|
True
|
N
|
N
|
|
Changed
|
イベント。位置の取得に成功すると、Changed イベントがトリガされます。このイベントは、AddStreamEntry などのサービスを実行して、更新された現在位置を記録するために使用されます。
|
該当なし
|
該当なし
|
Y
|
N
|
|
Visible
|
ウィジェットをランタイムで表示するか。
|
BOOLEAN
|
True
|
N
|
N
|
例外
Geotag が位置の取得に失敗した場合、エラーが発生します (位置のエラーでは Changed イベントはトリガされません)。エラーは、バインド可能な 2 つの部分に分かれています。
• ErrorCode - 0 ～ 3 の数値。
• ErrorMessage - 次の方法で ErrorCode に対応します。
◦ 'Permission denied' == 1: 通常、エンドユーザーが位置を共有しないように選択した場合に返されます。
◦ 'Position unavailable' == 2: 何らかのネットワークエラー。
◦ 'Timeout' == 3: Timeout プロパティで指定した時間 (秒) 内に、ネットワーク経由で位置の取得が行われていません。
◦ 'Unknown error' == 0
ErrorMessage と ErrorCode のほかに、DateTime プロパティもエラーの発生した時間に更新されます。
 |
Geotag が TrackLocation に設定され、ShowControls がオンになっている場合、UI に例外コントロールが表示されます。このコントロールをクリックすることで、もう一度位置の取得を試みることができます。
|