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マッシュアップコンフィギュレーションフォーム
ThingWorx Composer ではコンパニオンコンフィギュレーションフォームが有効になっています。ユーザーはコンパニオンコンフィギュレーションフォームをマッシュアップに関連付けることができます。このフォームは、設計モードで「組み込みマッシュアップ」ウィジェットの「プロパティ」パネルにあるコンフィギュレーションアイコン をクリックすると表示されます。これは「グリッド」ウィジェットのコンパニオンコンフィギュレーションフォームとほぼ同じです。
上の例に表示されている天気カードでは、このカードに表示されるコンテンツと天気情報の範囲 (1 日または 1 週間の天気情報) がこのフォームによって制御されます。この種の情報はこのフォームによって簡単に設定できます。
このフォームはカスタムマッシュアップであり、ほかのマッシュアップと同じ方法で作成します。特定のマッシュアップに関連付けるフォームを定義できます。
マッシュアップにコンパニオンコンフィギュレーションフォームを設計することで、ほかのユーザーが自分のマッシュアップを組み込みマッシュアップウィジェット内で使用できるようにする場合に、マッシュアップを簡単に設定できるようになります。これにより、フォーム上でさまざまな選択を設定して、組み込みマッシュアップの各種コンテンツを表示できます。コンパニオンコンフィギュレーションフォームとマッシュアップを関連付けることで、ユーザーの必要に応じて、配布されたマッシュアップをさまざまな方法および複数のインスタンスで自由に再使用できます。
コンフィギュレーションフォームとマッシュアップの関連付け
コンパニオンコンフィギュレーションフォームをマッシュアップに関連付けるには、以下のステップに従います。
1. マッシュアップを作成します。(組み込みマッシュアップウィジェットで使用するマッシュアップ。たとえば、天気カードマッシュアップなど。)
2. フォームを作成します。
a. このフォームを含める別のマッシュアップを作成します。
b. 2 つ目のマッシュアップに、(ステップ 1 で作成した) 組み込みマッシュアップで公開する各値のマッシュアップパラメータを作成します。これは組み込みマッシュアップの表示やコンテンツに影響します。
c. ユーザーがこのフォームを毎回開いたときにフォーム内の値を永続させるため、必ず両方向 (フォームパラメータからマッシュアップ内のウィジェット/Thing への方向と、マッシュアップ内のウィジェット/Thing からフォームパラメータへの方向) のバインドにします。
3. このフォームをマッシュアップに関連付けます。
a. ステップ 1 で作成したマッシュアップを開きます
b. アイコンをクリックして「マッシュアップのパラメータを設定します」ウィンドウを開きます。
c. 「カスタムコンフィギュレーションフォームを追加」を使用して、ステップ 2 で作成したフォームを選択します。
フォームがマッシュアップに関連付けられると、すべてのフォームパラメータが、その他のマッシュアップバインドパラメータとともに ConfigForm というプレフィックス付きでリストされます。
これらを「プロパティ」パネルに表示するには、手順 1 で作成したマッシュアップを必要に応じて再表示する必要があります。
4. フォームパラメータをマッシュアップウィジェットのプロパティにバインドすることで必要な結果を得ます。このバインドは、キャンバス内に存在する任意のウィジェット/Thing とパラメータとの間のその他のバインドと同様です。
マッシュアップを使用可能になりました。ステップ 1 で作成したマッシュアップをキャンバスにドラッグしたすべてのユーザーが、組み込みマッシュアップの「プロパティ」パネルにあるコンフィギュレーションアイコン をクリックすることによって、組み込みマッシュアップウィジェットから、関連付けられているフォームを開くことができます。
コンフィギュレーションフォームのエンティティの例
Mashup Builder にロード可能な例をここに示します。この例には 2 つの異なる天気カードが含まれています。1 つは、コレクションウィジェットが含まれているマッシュアップです。これに関連付けられているコンフィギュレーションフォーム使用して、カードに 1 日の天気情報を表示するか 1 週間の天気情報 (以下の図の例 B) を表示するかを設定できます。もう 1 つの例は単純なマッシュアップで、1 日だけ表示されます (例 A)。どちらのマッシュアップも同じコンフィギュレーションフォームを使用しており、どちらのマッシュアップでもカードに表示するフィールドと天気情報の日付範囲を指定できます。
この例を使用するには以下のステップに従います。
1. Mashups_WeatherCard_Example.xml を ThingWorx プラットフォームにインポートします。
2. CollectionExampleService という Thing を開き、InitWeatherTable サービスを実行してこの例にデータを取り込みます。
3. WeatherCard_MainBoardExamples マッシュアップを開くと、2 つの天気カードのマッシュアップの名前が表示されます。
組み込みマッシュアップウィジェットのプロパティパネルにあるコンフィギュレーションアイコン をクリックして、各組み込みマッシュアップのコンフィギュレーションフォームを表示します。