PostgreSQL での ThingWorx Flow の必要条件
以降のセクションでは、ThingWorx Flow をインストールする前に設定する必要がある必要条件について説明します。
Windows Server 2016 と PostgreSQL の必要条件
Windows Server 2016 に管理者権限がある
ThingWorx Flow 用のローカルまたはリモートデータベース接続。以下の表に、設定する必要がある必要条件を示します。
データベース接続
必要条件
ローカルデータベース接続
PostgreSQL がインストールされており、PostgreSQL/bin へのパスが PATH 環境変数に存在する。
ThingWorx Flow をインストールするホストが PostgreSQL サーバーにアクセス可能である。
ThingWorx Flow ホストから PostgreSQL への接続を許可するように pg_hba.conf ファイルが更新されている。
たとえば、ThingWorx Flow が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、pg_hba.conf ファイルを更新して、パスワード認証方法を md5password、または trust に設定します。ただし、trust は推奨されません。
次に、パスワード認証が md5 に設定されている pg_hba conf ファイルの例を示します。
$ Edit pg_hba.conf for following:
...
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all md5
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
pg_hba.conf ファイルの詳細については、 このリンクを参照してください。
リモートデータベース接続
ご使用の PostgreSQL バージョンと互換性のある psql クライアントをインストールします。
インストールした psql を PATH 環境変数に追加します。次の手順を実行できます。
1. https://www.postgresql.org/ftp/pgadmin/pgadmin4/v4.1/windows/ から pgadmin4-4.1-x86.exe をダウンロードします。
2. pgadmin クライアントをインストールします。
3. PATH 環境変数を更新して、pgadmin クライアントがインストールされているパスに追加します。
ThingWorx Flow に使用可能な PostgreSQL データベース。既存の ThingWorx Foundation データベースを使用することも、ThingWorx Flow 専用のデータベースを作成することもできます。データベースで以下のコンフィギュレーションを設定します。
接続制限のプロパティを -1 に設定します。
「Allow Connections?」プロパティを「Yes」に設定します。
「Encoding」プロパティを「UTF-8」に設定します。
* 
以前の ThingWorx Flow インストールにはこのデータベースを使用していないことを確認します。
データベースユーザーが以下の設定と権限を持っていることを確認します。
データベースユーザーをデータベースの所有者として設定する。
「Can login?」プロパティを「Yes」に設定する。
データベースに対するすべての権限をデータベースユーザーに付与する。
Red Hat Enterprise Linux 7.5、7.6、8.0、8.1、または 8.2 と PostgreSQL の必要条件
* 
サポートされているバージョンの Red Hat Enterprise Linux に ThingWorx Flow をインストールしていることを確認します。詳細については、 サポートされるオペレーティングシステムを参照してください。
Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 7.5 に管理者権限がある
/etc/selinux/config ファイルで SELINUX=enforcing を設定し、マシンを再起動します。
次のコマンドを実行して、Software Collections を有効にしている
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RHSCL (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Extra(RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Optional (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RH Common (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Supplementary (RPMs)'
次のコマンドを実行して、EPEL リポジトリを有効にしている
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
yum localinstall epel-release-latest-7.noarch.rpm
ThingWorx Flow 用のローカルまたはリモートデータベース接続。以下の表に、設定する必要がある必要条件を示します。
データベース接続
必要条件
ローカルデータベース接続
PostgreSQL がインストールされており、PostgreSQL/bin へのパスが PATH 環境変数に存在する。
ThingWorx Flow をインストールするホストが PostgreSQL サーバーにアクセス可能である。
ThingWorx Flow ホストから PostgreSQL への接続を許可するように pg_hba.conf ファイルが更新されている。
たとえば、ThingWorx Flow が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、pg_hba.conf ファイルを更新して、パスワード認証方法を md5password、または trust に設定します。ただし、trust は推奨されません。
次に、パスワード認証が md5 に設定されている pg_hba conf ファイルの例を示します。
$ Edit pg_hba.conf for following:
...
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all md5
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 md5
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 md5
pg_hba.conf ファイルの詳細については、 このリンクを参照してください。
リモートデータベース接続
ご使用の PostgreSQL バージョンと互換性のある psql クライアントをインストールします。
ThingWorx Flow に使用可能な PostgreSQL データベース。既存の ThingWorx Foundation データベースを使用することも、ThingWorx Flow 専用のデータベースを作成することもできます。データベースで以下のコンフィギュレーションを設定します。
接続制限のプロパティを -1 に設定します。
「Allow Connections?」プロパティを「Yes」に設定します。
「Encoding」プロパティを「UTF-8」に設定します。
* 
以前の ThingWorx Flow インストールにはこのデータベースを使用していないことを確認します。
データベースユーザーが以下の設定と権限を持っていることを確認します。
データベースユーザーをデータベースの所有者として設定する。
「Can login?」プロパティを「Yes」に設定する。
データベースに対するすべての権限をデータベースユーザーに付与する。
PosgreSQL データベースから、以下の値をメモしておきます。
PostgreSQL IP アドレスまたはホスト名
PostgreSQL ポート
ThingWorx Flow データベース名
ThingWorx Flow データベースのログインユーザー名
ThingWorx Flow データベースのログインパスワード