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コネクタプロジェクト
コネクタプロジェクトは、特定の統合機能を論理的にグループ化するシステムのコネクタに対応します。1 つのプロジェクトに、機能グループに関連付けられている成果物の複数のバージョンが含まれています。プロジェクトには、テスト成果物のほかに、カスタマイズやローカライズのための成果物があります。
コネクタ情報はプロジェクト内の構造に保存されて処理されます。
新規プロジェクトを作成するには、コマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
flow init <user project root directory>
これにより、指定したディレクトリ内に新規コネクタプロジェクトが作成されます。ディレクトリ名を指定していない場合、現在のディレクトリの下にプロジェクトが作成されます。
init コマンドのオプションを以下の表に示します。
オプション
説明
データ型
--help
ヘルプを表示します。
[ブール]
--parentDir, -d
プロジェクトの親ディレクトリ。
[デフォルト: "."]
--logLevel, -1
ログレベルを設定します。
[デフォルト: "info"]
init コマンドでは次のコンポーネントが格納されるフォルダが作成されます。
lib フォルダ
test フォルダ
package.json ファイル
index.js ファイル
package.json ファイルの各プロパティについて以下の表で説明します。
package.json
プロパティ
説明
name
ファイル名で有効な任意の文字から成ります。このコネクタと対話するサービスの名前を使用することをお勧めします。ThingWorx Flow コネクタであることを示すため、-connector という接尾辞を付けます。name のフォーマットは以下のようになります。
<ptc-servicename-connector>
servicename にアンダースコア (_) 以外の特殊文字を含めてはなりません。
たとえば、パッケージ名では ThingWorx Flow コネクタの名前を ptc-thingworx-connector にする必要があります。
description
サーチ結果にリストされるパッケージの適切な説明を入力します。
scripts
これはコネクタライフサイクルのさまざまなタイミングで実行されるスクリプトコマンドが含まれている辞書です。
テストスクリプトを実行するには、以下のコマンドを実行します。
npm test
カスタムスクリプトを実行するには、以下のコマンドを実行します。
npm run <script name>
スクリプトの詳細については、 npm スクリプトの Web サイトを参照してください。
dependencies
実行時に成果物が開始されたときにコネクタがそのコードで使用するその他の NPM パッケージ。
ptc-flow-sdk は必須の依存です。
ThingWorx Flow がコネクタをロードできなくなる可能性があるので、依存 ptc-flow-sdk を除去しないでください。
依存の詳細については、 npm Web サイトで dependencies のセクションを参照してください。
devDependencies
開発フェーズで使用されます。コネクタのテストでのみ使用される追加の npm パッケージを devDependencies でマッピングできます。
詳細については、 npmjs Web サイトで devDependencies のセクションを参照してください。