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自動化された監視しきい値
ストリーミングデータを監視するために特定のアラートを作成する場合、特定のしきい値または制限値の範囲を設定が難しい場合があります。動作条件の変更に合わせてしきい値と範囲を変化させる必要が生じることがあります。数値プロパティに対して作成された以下のアラートタイプの場合、現在のプロパティ値に基づいて監視しきい値を自動的に計算するプロパティを使用できます。
「範囲外」 - 値が定義されている範囲の外にある場合にアラートがトリガーされます。
「上の偏差」 - 値が定義されているしきい値より指定した数量だけ上回る場合にアラートがトリガーされます。
「下の偏差」 - 値が定義されているしきい値より指定した数量だけ下回る場合にアラートがトリガーされます。
制限が「範囲外」のアラートの作成
1. 数値ベースの「プロパティ」に対して新しいアラートを作成します。
2. 「アラートタイプ」フィールドで、「範囲外」オプションを選択します。追加のフィールドが表示されます。
3. パネルの下部にある「プロパティ値に基づいて最小と最大を計算」チェックボックスをクリックしてオンにします。追加のフィールドが表示され、「最小」および「最大」フィールドが淡色表示になります。これらの値は現在の「プロパティ値」に基づいて自動的に設定されます。
4. パネルの下部で、「現在のプロパティ値を取得」をクリックして、「プロパティ値」に現在のプロパティ値を自動設定します。
5. 「調整値」を入力し、「調整単位」フィールドでは、「量」「割合」のどちらで調整するのかを決定します。「最小」「最大」の制限値は、現在の「プロパティ値」に対して指定された調整に基づいて自動的に計算されます。たとえば、下の図では、プロパティ値が 8 以下であるか 12 を上回る場合にアラートがトリガーされます。
しきい値が「上の偏差」または「下の偏差」のアラートの作成
1. 数値ベースの「プロパティ」に対して新しいアラートを作成します。
2. 「アラートタイプ」フィールドで、「上の偏差」オプションまたは「下の偏差」オプションのいずれかを選択します。追加のフィールドが表示されます。
3. 「値」フィールドでは、アラートの値を手動で入力するか、「現在のプロパティ値を取得」をクリックして現在のプロパティ値をフィールドに自動設定します。
4. パネルの下部の近くにある「プロパティ値に基づいて制限を計算」チェックボックスをクリックしてオンにします。プロパティの現在の「値」に基づいて制限が自動的に設定されるようになるため、追加のフィールドが表示されて「制限」フィールドが使用できなくなります。
5. 「調整値」を入力し、「調整単位」フィールドでは、「量」「割合」のどちらで調整するのかを決定します。「制限」フィールドは、アラートの「値」に対して指定された調整に基づいて自動的に計算されます。たとえば、下の図では、実際のプロパティ値と指定した「値」の間の偏差が 12 以上である場合にアラートがトリガーされます。
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