マッシュアップおよびマスターを作成する際の最良事例
マッシュアップおよびマスターを作成する際には、以下の最良事例を使用します。
マスターマッシュアップを使用してユーザーインタフェース設計の一貫性を確保
最初にアプリケーションの基本的なルックアンドフィールを決定してから、マスターマッシュアップを作成します。マスターマッシュアップは、マッシュアップのロゴ、メニュー、タイトル、ヘッダー、フッター、サイドバーなどのアイテムのレイアウトと表示を標準化するために使用します。
マッシュアップおよびマスターのページを個別に設計
各種表示デバイス用にマッシュアップおよびマスターのページを個別に設計します。ユーザーワークフローは画面サイズによって異なることを覚えておいてください。
マッシュアップのパラメータを定義
マッシュアップには任意の数のパラメータを定義できます。これらのパラメータは、マッシュアップが別のマッシュアップに埋め込まれている場合や、あるマッシュアップから別のマッシュアップに移動したりする場合に、データを渡すときに使用されます。これらのパラメータは、ほかのマッシュアップから呼び出されたときに、バインドのソースまたはターゲットとして使用可能なプロパティになります。
マッシュアップがロードされたときに、そのマッシュアップで必要なすべてのデータをユーザーが渡さなかった場合、このデータを取得するためのサービスが呼び出されます。呼び出されるサービスの数を最小限にするため、これらのパラメータを呼び出すマッシュアップが組み込みマッシュアップで必要とされるすべてのデータを渡すようにすることをお勧めします。
シーケンシャルタスクをユーザーに表示
ユーザーにタスクを順番に実行させる場合や、一定の順序で実行する必要があるワークフローがある場合、以下のいずれかのアプローチを使用します。
ウィジェットの表示を制御する Visibile という名前のプロパティをウィジェットに設定します。このプロパティによって、必要な手順でウィジェットが表示されて有効になります。
埋め込みマッシュアップを表示し、ユーザーが必要な順序でステップを実行した後で埋め込みマッシュアップを除去する、動的組み込みマッシュアップを使用します。
選択したプロパティが表示されるようにマッシュアップをカスタマイズ
プロパティ表示ウィジェットを使用することで、データ型に基づいて Thing プロパティセットを表示できます。Thing プロパティセットにはすべてのプロパティが含まれており、プロパティ表示ウィジェットはプロパティセットを表示します。
マッシュアップの特定のプロパティだけを表示するようにプロパティ表示ウィジェットを設定できます。
さらに、同じ getPropertyValues サービスから取得された個々のプロパティを値表示ウィジェットやその他のビジュアリゼーションウィジェットにバインドできます。
マッシュアップがロードされたときのイベントログ
マッシュアップを表示しているときに、&__trace を URL に追加することで、そのマッシュアップがロードされたときに実行されるすべてのイベントの詳細ログを確認できます。これはトラブルシューティングの際にも役立ちます。
以下に示すように、マッシュアップ URL の末尾に &__trace を追加します。
<Mashup_URL>&__trace
マッシュアップ上のデータを再表示
マッシュアップ上のデータを自動的に再表示できます。GetProperties サービスを使用します。