タイル
定義と用法
タイルの再使用可能なコンポーネントは、名前と値のペア (属性) をタイルフォーマットで表示できるようにするウィジェットです。タイルの再使用可能なコンポーネントの目的は、ユーザーが一目で把握できるように主要な情報をハイライトすることです。属性値はタイルの上半分に表示され、属性名はタイルの下半分に表示されます。名前または値が長すぎてタイルに収まらない場合、省略されて省略記号が表示されます。通常、タイルは 1 行に配置されます。タイルの数が多すぎて 1 行に収まらない場合、1 行に収まるようにタイルサイズが縮小されます。それでも 1 行に収まらないほどタイルの数が多い場合は、タイルの表示が 2 行目に折り返されます。
次の方法で、タイルの再使用可能なコンポーネントを設定できます。
• 表示する属性の最大数を設定
• カスタム属性を追加
• 属性の表示順序を定義
以下のサンプルイメージは、タイルの再使用可能なコンポーネントを示します。
タイルの再使用可能なコンポーネントに使用できる定義済みコンフィギュレーションはありません。
バインドプロパティ
タイルコンポーネントには 2 つのプロパティがあり、バインドに使用できます。
• Input - バックエンドシステムからフェッチする必要があるデータの入力 ID を示す JSON。この情報は CCO (Common Communication Object) フォーマットで指定されます。次に例を示します。
{
"version":"1.0.0",
"data":[
{
"adapter":{
"thingName":"PTC.WCAdapter",
"instanceName":"windchill"
},
"itemListsData":[
{
"objectType":"PTC.ChangeMgmt.ChangeRequest",
"items":[
{
"id":{
"value":"OR:wt.change2.WTChangeRequest2:439476"
}
}
]
}
]
}
]
}
• TailoringName - コンポーネントのインスタンス名の文字列。これは調整と密接に結合されています。TailoringName は、各コンポーネントに対して保存されている調整情報をフェッチするために使用します。
コンフィギュレーションフィールド
次のテーブルは、このコンポーネントの設定に使用できる JSON フィールドを示しています。
プロパティ名 | 説明 | タイプ | デフォルト値 | 必須またはオプション |
attributes | バックエンドシステムから予期されるデータのプロパティ名。これらの属性は、バックエンドシステムから取得することも、カスタムにすることもできます。サブプロパティを参照してください: | MultiValueSelector | なし | 必須 |
id | バックエンドシステムにおける属性のプロパティ名の識別子、または属性のカスタムプロパティ名。 | String | なし | 必須 |
ordinal | コンポーネントに表示される属性の順序。0 は初期の左端の位置を示します。 | Integer | なし | オプション |
objectType | 属性をフェッチするオブジェクトタイプ。このタイプはカスタムタイプにもできます。 | String | なし | 必須 |
adapter | バックエンドシステムのソースコンフィギュレーション。サブプロパティを参照してください: | JSON | なし | 必須 |
| instanceName | コネクタインスタンス。バックエンドシステムへの接続に使用するコネクタを意味します。 | String | なし | 必須 |
thingName | データの取得元となるバックエンドシステムまたはアダプタの名前。 | String | なし | 必須 |
inTailoring | 調整ページでタイルコンポーネントが調整可能になっているかどうか。オプション : true、false。 | Boolean | false | オプション |
maxTileCount | サブプロパティを参照してください: | なし | なし | 必須 |
value | タイルとして表示される属性の最大数。空の文字列に設定されている場合、表示されるタイルの数に対する制約はありません。 | Integer | なし | 必須; JSON キーが必要ですが、空の文字列でも構いません。 |
version | コンフィギュレーションバージョン。 | String | 1.0.0 | オプション |
modelThing | サブプロパティを参照してください: | なし | なし | なし |
entityName | データを取得するモデル Thing の名前。 | String | PTC.TileAttrib uteModelThing | 必須 |
version | コンフィギュレーションバージョン。 | String | 1.0.0 | オプション |
サンプルコンフィギュレーション
カスタム属性を使用しない JSON の例:
{
"attributes": {
"selectedValues": {
"data": [
{
"itemListsData": [
{
"items": [
{
"id": "RecurringCost",
"ordinal": 0
},
{
"id": "NonRecurringCost",
"ordinal": 1
}
],
"objectType": "PTC.ChangeMgmt.ChangeRequest"
}
],
"adapter": {
"instanceName": "windchill",
"thingName": "PTC.WCAdapter"
}
}
]
},
"inTailoring": true
},
"modelThing": {
"entityName": "PTC.TileAttributeModelThing",
"version": "1.0.0"
},
"maxTileCount": {
"value": 5,
"version": "1.0.0"
}
}
カスタム属性を使用した JSON の例:
次のサンプルでは、Attachments と AffectedObjects の 2 つのカスタム属性があります。これらの ObjectType は PTC.ChangeMgmt.ChangeRequest.Custom であり、これは既成の属性と区別するためです。
{
"attributes": {
"selectedValues": {
"data": [
{
"itemListsData": [
{
"items": [
{
"id": "RecurringCost",
"ordinal": 0
},
{
"id": "NonRecurringCost",
"ordinal": 1
}
],
"objectType": "PTC.ChangeMgmt.ChangeRequest"
},
{
"items": [
{
"id": "Attachments",
"ordinal": 2
},
{
"id": "AffectedObjects",
"ordinal": 3
}
],
"objectType": "PTC.ChangeMgmt.ChangeRequest.Custom"
}
],
"adapter": {
"instanceName": "windchill",
"thingName": "PTC.WCAdapter"
}
}
]
},
"inTailoring": true
},
"modelThing": {
"entityName": "PTC.TileAttributeModelThing",
"version": "1.0.0"
},
"maxTileCount": {
"value": 5,
"version": "1.0.0"
}
}