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必要条件
このトピックでは、ThingWorx Navigate の必要条件について説明します。これには、ハードウェアのサイズ、ソフトウェアのバージョン、ThingWorx プラットフォーム、Windchill、および Web ブラウザの要件が含まれます。製品互換性情報については、ThingWorx Navigate のプラットフォームサポートマトリックスを確認してください。
次のいずれかのトピックに直接移動できます。
ハードウェアのサイズ
Java の必要条件と必要な環境変数の設定
Windows Server 2016 インストールの必要条件
Red Hat Enterprise Linux 7.6 インストールの必要条件
インストーラで SSL/TLS を有効にするための必要条件
ハードウェアのサイズ
最小要件は以下のとおりです。実際のサイズは、アプリケーションと使用状況のシナリオによって異なります。詳細については、ThingWorx Navigate Platform Sizing Guide を参照してください。
アスペクト
注記
メモリ
16 GB RAM (最小)
Java VM に専用メモリを割り当てる必要があります。
CPU
4
仮想化された環境では、独自の用語を使用して、提供される CPU およびコアの数を指定している場合があります。その環境が最小限の要件を満たしているかどうかを判断する際には、このことを考慮する必要があります。
ディスク領域
100 GB の空きディスク領域
これはデフォルトのアプリケーションと一部の初期設定データを格納するために必要なサイズです。
* 
これには OS やその他の必須のソフトウェアに必要な領域は含まれていません。
特定のアプリケーションに必要なディスク領域の合計は、管理されるコンフィギュレーションとランタイムデータの量によって異なります。顧客はセールス/フィールドイネーブルメントに基づいて、各自のアプリケーションの要件に従って必要な領域を見積もる必要があります。
ディスク速度
10K RPM 以上
ThingWorx Navigate Platform にデータを保存する場合、速度が重要です。
Java の必要条件と必要な環境変数の設定
Java SE Development Kit 8、アップデート 141 以降、1.8.0_141–bxx (64 ビット)
「ThingWorx Navigate Setup」を実行する前に、次の環境変数が設定されていることを確認してください。
JAVA_HOME - <JDK ディレクトリ>
PATH - <JDK_DIRECTORY>/bin
* 
変数を「JRE」に設定しないでください。
Windows Server 2016 インストールの必要条件
データベースの必要条件
データベースのバージョン
ローカルデータベース
リモートデータベース
PostgreSQL 9.4.5、9.5.11、9.6、10
PostgreSQL をインストールする必要がある。
PATH 環境変数に PostgreSQL/bin へのパスが必要。
postgres がインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
postgres がインストールされているマシンの PATH 環境変数に、PostgreSQL/bin があることを確認する
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続を許可する
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
ThingWorx Navigate インストーラを実行するリモートマシンで、次の操作を実行します。
ご使用の PostgreSQL バージョンと互換性のある psql クライアントをインストールします。
インストールした psql を PATH 環境変数に追加します。
Microsoft SQL Server 2016
Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
ThingWorx Navigate をインストールするホストが Microsoft SQL Server 2016 にアクセス可能である。
これらの必要条件を確認した後、インストール用のデータベース接続に関する必要条件のセクションに進んでください。
Red Hat Enterprise Linux 7.6 インストールの必要条件
Red Hat 7.6 に管理者権限がある
Software Collections が有効になっている:
Red Hat
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RHSCL (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Extra(RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Optional (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RH Common (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Supplementary (RPMs)'
EPEL リポジトリを有効にする
Red Hat (ダウンロードおよびインストール)
wget https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
yum localinstall epel-release-latest-7.noarch.rpm
データベースの必要条件
データベースのバージョン
ローカルデータベース
リモートデータベース
PostgreSQL 9.4.5、9.5.11、9.6、10
ThingWorx Navigate をインストールするホストが PostgreSQL サーバーにアクセス可能である。
PostgreSQL がインストールされており、PostgreSQL/bin へのパスが PATH 環境変数に存在する。
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続が許可されている。
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
$ cat /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf
...
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
postgres がインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
postgres がインストールされているマシンの PATH 環境変数に、PostgreSQL/bin があることを確認する
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続を許可する
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
$ cat /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf
...
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
インストーラを実行するリモートマシンで、次の操作を実行します。
次のコマンドを実行して psql クライアントをインストールします。
yum install rh-postgresql96-postgresql-syspaths
Microsoft SQL Server 2016
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
sqlcmd をインストールします。
インストール手順については、https://docs.microsoft.com/en-us/sql/linux/sql-server-linux-setup-tools?view=sql-server-2017#RHEL を参照してください。インストール後、次のコマンドを実行します。
ln -s /opt/mssql-tools/bin/sqlcmd /usr/bin/sqlcmd
ThingWorx Foundation をインストールするホストが Microsoft SQL Server 2016 にアクセス可能である。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
sqlcmd をインストールします。
インストール手順については、https://docs.microsoft.com/en-us/sql/linux/sql-server-linux-setup-tools?view=sql-server-2017#RHEL を参照してください。インストール後、次のコマンドを実行します。
ln -s /opt/mssql-tools/bin/sqlcmd /usr/bin/sqlcmd
これらの必要条件を確認した後、インストール用のデータベース接続に関する必要条件のセクションに進んでください。
インストール用のデータベース接続に関する必要条件
ThingWorx Navigate に使用できる PostgreSQL データベースまたは Microsoft SQL データベースが必要です。ThingWorx Navigate に専用のデータベースを作成します。次に、以下の設定と権限を使用してデータベースユーザーを作成します。
* 
以前の ThingWorx のインストールでこのデータベースを使用していないことを確認してください。既存のデータベースを再利用する場合は、そのデータベース内のすべてのテーブルを削除してください。
PostgresSQL の場合
1. パスワードを指定してデータベースユーザーを作成し、「Can login?」プロパティを「Yes」に設定します。
2. 次の設定でデータベースを作成します。
a. 「Allow Connections?」プロパティを「Yes」に設定します。
b. 接続制限プロパティを -1 に設定します。
c. 「Encoding」プロパティを「UTF-8」に設定します。
d. ステップ 1 で作成したユーザーをデータベースオーナーとして設定します。
e. データベースのすべての権限をデータベースオーナーに付与します。
3. 次の値に注意してください。
PostgresSQL IP アドレスまたはホスト名
PostgresSQL ポート
ThingWorx データベース名
ThingWorx データベースユーザー名
ThingWorx パスワード
Microsoft SQL の場合
* 
MSSQL に接続する際に、複数のサーバーインスタンスを設定している場合は、MSSQL サーバーのデータベースインスタンス名を入力します。それ以外の場合は、このフィールドを空のままにします。MSSQL サーバー IP アドレス値と MSSQL サーバーポート値を使用して、接続を確立できます。
1. MSSQL データベースを作成し、データベースに次のコンフィギュレーションを設定します。
a. 「Collate」プロパティを「Latin1_General_100_CS_AS_SC」に設定します。
b. 次のプロパティを「ON」に設定します。
a. READ_COMMITTED_SNAPSHOT
b. ALLOW_SNAPSHOT_ISOLATION
2. データベースユーザーを作成し、ユーザーに次の設定と権限があることを確認します。
a. SQL サーバー認証を使用して Microsoft SQL Server のログインを作成します。ログインのパスワードは、ThingWorx Navigate データベースログインパスワードです。
b. そのログインのデータベースユーザーを作成します。
c. データベースユーザーをデータベースのオーナーとして設定します。
d. データベースユーザーに「パブリック」役割が割り当てられていることを確認します。
3. 次の値に注意してください。
MSSQL サーバー IP アドレスまたはホスト名
MSSQL サーバーポート
MSSQL サーバーインスタンス
ThingWorx データベース名
ThingWorx データベースユーザー名
ThingWorx パスワード
インストーラで SSL/TLS を有効にするための必要条件
本番環境では、Secure Sockets Layer (SSL) プロトコルまたは Transport Layer Security (TLS) プロトコルを使用することを PTC はお勧めします。SSL/TLS を使用して ThingWorx Navigate を設定する場合は、SSL/TLS を有効にするための必要条件のトピックに記載されている手順を実行します。