MultiValueSelector 値タイプの使用
ThingWorx Navigate 8.5 では、JSON コンフィギュレーションファイルを使用して再使用可能なコンポーネントを設定できます。多くのコンポーネントは、コンフィギュレーションファイル内の一部の JSON フィールドに MultiValueSelector 値タイプを使用します。MultiValueSelector は、選択可能なオプションのリストからデータの部分リストを取得するために使用します。データには、アイテム、属性、操作、その他のタイプのデータがあります。一部のコンポーネントは、MultiValueSelector を複数回使用して複数のデータセットを取得する MultiValueSetsSelector 値タイプも使用します。
コンフィギュレーションフィールド
MultiValueSelector には 4 つのコンフィギュレーションフィールドがあり、特定のデータを一意に識別するために使用します。thingName と instanceName はバックエンドシステムのインスタンスを識別し、objectType と id はデータを識別します。さらに、いくつかのオプションのフィールドも含まれています。
MultiValueSelector で必須の JSON フィールドは次のとおりです。
• thingName - バックエンドシステムからデータをフェッチするアダプタ Thing の名前。
• instanceName - データをフェッチするバックエンドシステムの名前。
• objectType - フェッチするデータのオブジェクトタイプ。
• id - バックエンドシステムから受信するデータの ID。
MultiValueSelector のオプションの JSON フィールドは次のとおりです。
• additionalData - 詳細なコンフィギュレーションのために特定の JSON フィールドを追加できる。追加できる JSON フィールドは、再使用可能なコンポーネントごとに異なります。追加できるフィールドは、再使用可能なコンポーネントのサンプルコンフィギュレーションを確認してください。
• inTailoring - 調整ページでデータを調整できるかどうかを示す。入力は true または false になります。
サンプルコンフィギュレーション
以下のサンプルコンフィギュレーションでは、MultiValueSelector の構造を示します。また、さまざまなバックエンドシステムから取得したデータを序数フィールドを使用して並べる方法も示します。
{
(optional "inTailoring": true)
"version": "1.0.0",
"selectedValues": {
"data": [{
"adapter": {
"thingName": "WindchillAdapterThing",
"instanceName": "JapanWindchill"
},
"itemListsData": [{
"objectType": "WT.PART.WTPart",
"items": [{
"id": "id/name of property",
"additionalData": {JSON representation of additional data, according to another definition in properties},
"ordinal": 1
},
{
"id": "id/name of property",
"additionalData": {JSON representation of additional data, according to another definition in properties},
"ordinal": 2
}]
}
},
{
"adapter": {
"thingName": "WindchillAdapterThing",
"instanceName": "UKWindchill"
},
"itemListsData": [{
"objectType": "WT.PART.WTPart",
"items": [{
"id": "id/name of property",
"additionalData": {JSON representation of additional data, according to another definition in properties},
"ordinal": 0
},
{
"id": "id/name of property",
"additionalData": {JSON representation of additional data, according to another definition in properties},
"ordinal": 3
}]
}]
}]
}
}