ThingWorx Navigate のインストール
さっそく始めましょう。「ThingWorx Navigate Setup」インストールツールを使用して、ThingWorx Navigate およびその他の必要なソフトウェアをインストールします。以下のセクションには、システムを設定するための詳細情報が記載されています。
インストールツールを開く
ダウンロードしたインストールパッケージに応じて、ダウンロードを解凍してインストーラファイルを開きます。
• Windows (Microsoft SQL 使用) の場合 - ThingworxNavigate-MSSQL-<version>-Windows-installer.exe
• Windows (PostgreSQL 使用) の場合 - ThingworxNavigate-Postgres-<version>-Windows-installer.exe
• Linux (Microsoft SQL 使用) の場合 - ThingworxNavigate-MSSQL-<version>-Linux-x64-installer.run
• Linux (PostgreSQL 使用) の場合 - ThingworxNavigate-Postgres-<version>-Linux-x64-installer.run
Windows の場合、ファイルをダブルクリックして「ThingWorx Navigate Setup」ツールを開きます。
Linux の場合、「ThingWorx Navigate Setup」は必ずルートユーザーで実行します。
インストールの準備
まず、すべての必要条件を満たしていることを確認します。
• システムおよびソフトウェアの要件
• Microsoft SQL または PostgreSQL データベースのサーバー情報
• ThingWorx Integration Runtime の前のインスタンスがない
ThingWorx Integration Runtime をアンインストールするには、
必要条件を参照してください。
「Next」をクリックします。
このインストーラのアプリケーション
このインストールツールを使用して、ThingWorx Navigate を実行するために必要なすべてのアプリケーションをインストールできます。
• Apache Tomcat
• ThingWorx Foundation
• ThingWorx Navigate
• ThingWorx Integration Runtime
「Next」をクリックします。
ライセンス契約
1. ライセンス契約を読み、「I accept」を選択します。ライセンス契約のコピーは印刷できます。
2. 「Next」をクリックします。
インストール場所
「Installation location」ページで、ThingWorx Navigate をインストールする場所を決定します。
1. 「Path」の横で、
をクリックして場所を設定するか、デフォルトの場所を受け入れます。
◦ Windows - C:\Program Files (x86)\PTC
◦ Linux - /opt/PTC
少なくとも 5 ギガバイトのディスク空き容量がある場所に ThingWorx Navigate をインストールしてください。
2. 「Next」をクリックします。
ThingWorx 管理者ユーザーパスワードの作成
1. ThingWorx 管理者アカウントのパスワードを設定します。パスワードが、以下の要件を満たしていることを確認してください。
◦ 文字、数字、およびシンボルを含み、少なくとも 14 文字以上である
◦ 使用できるシンボル: ! @ # $ % _ *
2. 「Next」をクリックします。
ThingWorx の接続: SSL を使用しない
ThingWorx を SSL で設定しない場合、このセクションの手順に従います。SSL 設定を行う場合は、「ThingWorx の接続: SSL (Secure Sockets Layer) で設定されている ThingWorx (推奨)」に進みます。
1. 「ThingWorx HTTPS Port」では、デフォルトのポート番号 8080 を使用します。8080 を使用できない場合は、新しいポートを設定します。
2. 「Use SSL for a secure connection (Recommended)」チェックボックスをオフにします。
3. 「Next」をクリックします。データベースサーバー接続を定義するための手順は、以下のセクション「データベースサーバー接続」を参照してください。
ThingWorx の接続: SSL (Secure Sockets Layer) で設定されている ThingWorx (推奨)
ThingWorx を SSL で設定することをお勧めします。ThingWorx に対してセキュリティで保護された接続を設定する場合、次の手順を実行します。
1. 「ThingWorx HTTP Port」ボックスに、HTTP ポート番号を入力します。
2. 「Use SSL for a secure connection (Recommended)」チェックボックスをオンにします。
3. この画面に情報を入力する前に、正しい TrustStore、KeyStore、キーペアのファイルが準備されていることを確認します。
詳細な背景情報については、このテクニカルサポートの
アーティクルを参照してください。
◦ 「ThingWorx TrustStore file」 - Java keytool コマンドを使用して TrustStore ファイルを生成します。次に、この TrustStore に Apache Tomcat SSL 証明書をインポートします。
◦ 「Tomcat KeyStore file」 - Java keytool コマンドを使用して、Apache Tomcat SSL KeyStore を JKS 形式 (*.jks) で作成します。
これでファイルが準備できたので、「ThingWorx Connection」画面に情報を入力できます。次の手順を続けて実行します。
4. 「ThingWorx HTTPS Port」に、ポート番号を入力します。これは「ThingWorx HTTP Port」とは別のポートであることを確認します。
5. 「Tomcat KeyStore file」の横の
をクリックします。手順 3 で作成した KeyStore ファイルをブラウズして、
「OK」をクリックします。
6. 「Tomcat KeyStore password」に、Tomcat KeyStore ファイルの作成時に定義したパスワードを入力します。
7. 「Tomcat Key Pair alias name」に、Tomcat SSL KeyStore ファイルの作成時に指定したエイリアス名を入力します。
8. 「Tomcat Key Pair password」に、Tomcat SSL KeyStore ファイルのキーペアのパスワードを入力します。
| ここに入力した情報は、ThingWorx Integration Runtime 用の JSON (*.json) ファイルに入力されます。この情報は、SSL が設定されている場合に ThingWorx への接続に使用されます。 |
9. 「ThingWorx TrustStore file」の横の
をクリックします。手順 3 で作成した
ThingWorx TrustStore ファイルをブラウズして、
「OK」をクリックします。
10. 「ThingWorx TrustStore password」に、ThingWorx TrustStore ファイルの作成時に定義したパスワードを入力します。
11. 「Next」をクリックします。
データベースサーバー接続
Microsoft SQL を使用している場合は、手順 1 から始めます。PostGreSQL の場合は、手順 2 までスキップします。手順 3 は、両方のデータベースに適用されます。
1. MSSQL に、次の接続情報を入力します。
◦ IP Address or Host Name - 完全修飾ホスト名を使用
◦ Port number - デフォルトは 1433
◦ Database Instance - このボックスはオプションです。
◦ Administrator user name
◦ Administrator password
この後、手順 3 までスキップし、ThingWorx データベーススキーマの情報を作成します。
2. PostGreSQL の場合、次の接続情報を入力します。
◦ IP Address or Host Name
◦ Port number - デフォルトは 5432
◦ Administrator user name
◦ Administrator password
3. 任意のデータベースに対して、ThingWorx データベーススキーマに次の情報を作成します。これらの資格証明には、前の画面で作成した管理者のパスワードとは異なるものを使用してください。
◦ ThingWorx Database Name - これは一意の名前でなければなりません。
◦ User name - PostgreSQL の場合、このユーザー名の先頭を数字にすることはできません。また、ユーザー名に大文字を含むこともできません。
◦ Password - ThingWorx パスワードは、文字、数字、およびシンボルを含み、少なくとも 10 文字以上でなければなりません。
◦ Confirm password - パスワードを再入力します。
4. 「Next」をクリックします。
サマリー: インストール設定
ここで、設定を確認します。変更する必要がある場合は、「Back」をクリックします。準備ができたら、「Install」をクリックします。
インストールプロセスには数分かかることがあります。
インストール完了
ThingWorx Navigate がインストールされました。
次の手順は、ライセンスのダウンロードと展開です。ThingWorx Navigate では、ライセンス取得の手順を案内するためのツールが提供されます。「Success!」ページで「Next」をクリックすると、このツールが自動的に開始します。
次に、ライセンスを取得します。「Next」をクリックします。
インストールのトラブルシューティング
インストールに問題がある場合、以下のログファイルはエラー処理に関する有用な情報を提供します。
• インストーラのログ - 「ThingWorx Navigate Setup」の「Open log file」チェックボックスをクリックし、「Next」をクリックします。<Install Directory>\ThingworxNavigate が開きます。ログファイルを開きます。
• ThingWorx Foundation インストーラのログ - これらのログは <Install Directory>\ThingworxNavigate で確認します。
• アプリケーションおよびセキュリティのログ - これらのログファイルは <Navigate_installation_Directory>\ThingworxNavigate\ThingworxStorage\ で検索します。
• Bitrock インストーラのログ - インストールツールそのもののログは、temp フォルダで確認します。
Postgresql を使用した設定場合、完全修飾ホスト名を使用してデータベースに接続すると問題が発生する可能性があります。問題を解決するには、以下の PostgreSQL 設定手順を実行します。
1. <PostgreSQL installation location> フォルダで、pg_hba.conf ファイルをテキストエディタで開きます。
2. このファイルで、IPv4 local connections セクションを見つけます。
3. このセクションに、host all all md5 という新しい行を追加して、ファイルを保存して閉じます。
4. PostgreSQL サーバーを再起動します。