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必要条件と既知の問題
このトピックでは、ThingWorx Navigate の必要条件について説明します。これには、ソフトウェアのバージョン、ThingWorx プラットフォーム、Windchill、および Web ブラウザの要件が含まれます。
ソフトウェアの前提条件
Java SE Development Kit 8、アップデート 92、1.8.0_92–b14 (64 ビット)
このリリースの ThingWorx Navigate でサポートされているソフトウェアのバージョンの最新情報については、ThingWorx Navigate のプラットフォームサポートマトリックスを参照してください。
ThingWorx Integration Runtime の以前のインストールが除去されている。Integration Runtime がインストールされている場合は、すぐにアンインストールします。以下に手順を示します。
ThingWorx Integration Runtime のアンインストール
Windows マシンの場合:
1. コントロールパネルから、ThingWorx Integration Runtime をアンインストールします。
2. レジストリから除去: レジストリエディタ regedit.exe を開きます。
3. SYSTEM フォルダを展開し、さらに ControlSet001Control を展開します。
4. Control フォルダで、Thingworx-IntegrationRuntime を右クリックして「削除」を選択します。
Linux マシンでは、管理ユーザーが次の手順を実行できます。
1. ThingWorx Integration Runtime を起動するには、コマンドプロンプトから Java コマンドを実行します。このコマンドプロンプトは必ず閉じてください。
2. これらのファイルを ThingWorxPlatform フォルダから除去します。
integration-runtime-settings.json
integration-runtime-<version>.jar
Windchill の前提条件
これらは、Windchill の要件です。
Windchill - マトリックスでサポートされているバージョンを確認します。
信頼できるセキュリティで保護された展開を確立するには、ThingWorx Navigate で、ThingWorx サーバーと Windchill サーバーの間に https 接続を確立する必要があります。その方法については、SSL を使用した ThingWorx のセットアップを参照してください。
PTC Windchill Extension for ThingWorx を有効にするには、Windchill サーバー上に有効化パッチをロードする必要があります。PTC Windchill Extension for ThingWorx。パッチは、インストールした Windchill のリリースに対応している必要があります。ThingWorx Navigate に関連する拡張機能のインポートを参照してください。
Microsoft Internet Explorer に必要なブラウザ設定
サポートされる Web ブラウザは、プラットフォームサポートマトリックスにリストされています。
ThingWorx Navigate では Microsoft Internet Explorer の互換表示はサポートされていません。組織で Internet Explorer が使用されている場合、Internet Explorer の「互換表示設定」ダイアログボックスの以下の設定をユーザーにロールアウトすることをお勧めします。
「イントラネットサイトを互換表示で表示する」 - このチェックボックスをオフにします。
「互換表示に追加した Web サイト」 - Windchill サーバーと ThingWorx Navigate サーバーの URL とホスト名をリストから除去します。
SSL 証明書の要件
インストールおよびコンフィギュレーションツールで指定する証明書はすべて、Java KeyStore (*.jks) フォーマットでなければなりません。
環境変数に必須の設定
「ThingWorx Navigate Setup」を実行する前に、次の環境変数が設定されていることを確認してください。
JAVA_HOME - <JDK ディレクトリ>
PATH - <JDK_DIRECTORY>/bin
変数を「JRE」に設定しないでください。
Windows Server 2016 インストールの前提条件
「データベース名」
ローカルデータベース
リモートデータベース
PostgreSQL 9.4.5、9.5.11、9.6、10
PostgreSQL をインストールする必要がある。
PATH 環境変数に PostgreSQL/bin へのパスが必要。
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続が許可されている。
postgres がインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
postgres がインストールされているマシンの PATH 環境変数に、PostgreSQL/bin があることを確認する
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続を許可する
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
ThingWorx Navigate インストーラを実行するリモートマシンで、次の操作を実行します。
ご使用の PostgreSQL バージョンと互換性のある psql クライアントをインストールします。
インストールした psql を PATH 環境変数に追加します。以下の手順に従います。
1. pgadmin4-4.1-x86.exehttps://www.postgresql.org/ftp/pgadmin/pgadmin4/v4.1/windows/ からダウンロードします。
2. pgadmin クライアントをインストールします。
3. PATH 環境変数を更新して、pgadmin クライアントがインストールされているパスに追加します。
Microsoft SQL Server 2016
ThingWorx Navigate をインストールするホストが Microsoft SQL Server 2016 にアクセス可能である。
Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Red Hat Enterprise Linux 7.5 インストールの前提条件
管理者アクセス権を持つ Red Hat 7.5 または CentOS 7.5
Software Collections が有効になっている:
Red Hat
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RHSCL (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Extra(RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Optional (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 RH Common (RPMs)'
yum-config-manager --enable 'Red Hat Enterprise Linux Server 7 Supplementary (RPMs)'
CentOS
yum install 'centos-release-scl'
EPEL リポジトリを有効にする
Red Hat (ダウンロードおよびインストール)
get https://dl.fedoraproject.org/pub/epel/epel-release-latest-7.noarch.rpm
yum localinstall epel-release-latest-7.noarch.rpm
CentOS
yum install 'epel-release'
データベース名
ローカルデータベース
リモートデータベース
PostgreSQL 9.4.5、9.5.11、9.6、10
ThingWorx Navigate をインストールするホストが PostgreSQL サーバーにアクセス可能である。
PostgreSQL がインストールされており、PostgreSQL/bin へのパスが PATH 環境変数に存在する。
PostgreSQL ユーザーに管理者の役割 (SUPERUSERCREATEUSER、または CREATEROLE) が割り当てられている。
ThingWorx Navigate インストーラによってこのアプリケーションのユーザーが作成される。
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続が許可されている。
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
$ cat /var/lib/pgsql/9.6/data/pg_hba.conf
...
# "local" is for Unix domain socket connections only
local all all trust
# IPv4 local connections:
host all all 127.0.0.1/32 trust
# IPv6 local connections:
host all all ::1/128 trust
postgres がインストールされているマシンで、次の操作を実行します。
postgres がインストールされているマシンの PATH 環境変数に、PostgreSQL/bin があることを確認する
\PostgreSQL\<バージョン>\data フォルダにある pg_hba.conf を更新することにより、ThingWorx Navigate ホストから PostgreSQL への接続を許可する
たとえば、ThingWorx Navigate が PostgreSQL と同じホストにインストールされている場合、接続を許可するために pg_hba.conf を以下のように更新できます。
インストーラを実行するリモートマシンで、次の操作を実行します。
次のコマンドを実行して psql クライアントをインストールします。
yum install rh-postgresql96-postgresql-syspaths
Microsoft SQL Server 2016
サポートされていません
ThingWorx Foundation をインストールするホストが Microsoft SQL Server 2016 にアクセス可能である。
有効な Microsoft SQL クライアント (sqlcmd) がインストールされており、PATH 環境変数で使用できる。
Microsoft SQL ユーザーに管理者権限がある。
sqlcmd をインストールします。
インストール手順については、https://docs.microsoft.com/en-us/sql/linux/sql-server-linux-setup-tools?view=sql-server-2017#RHEL を参照してください。インストール後、次のコマンドを実行します。
ln -s /opt/mssql-tools/bin/sqlcmd /usr/bin/sqlcmd
ThingWorx Navigate インストールツールの既知の問題
インストール、ライセンス、およびコンフィギュレーションツールには次の既知の問題が存在します。
同じマシンに ThingWorx Navigate を複数回インストールすることはできません。
Linux では、インストールが実行中であっても進行状況バーが完了したように表示されます。
試用版のライセンスの有効期限が切れた場合、ThingWorx Navigate Licensing ツールを使用して有料ライセンスにアップグレードできません。この場合、切断モードを使用して手動でライセンスを展開します。PTC のライセンス管理サイトから ThingWorx の切断されたサイトのライセンスを入手する方法については、切断されたサイトの Licensing Guide (PTC サポートポータルとは接続されていない) を参照してください。
すべてのコンフィギュレーションタイプに対して、Windchill 接続に対する検証は行われません。接続情報は慎重に入力してください。
コンフィギュレーションログファイルに含まれる Windchill バージョンと CPS 番号に関する情報は不完全です。この情報は Windchill から入手できます。
この問題は、ThingWorx Navigate の今後のリリースで対処されます。