最適化関数
• maximize(f, var1, var2, ...)、minimize(f, var1, var2, ...) - ソルブブロック内の制約条件を満たしながら、目的関数 f の値がそれぞれ最大または最小となる、関数 f のすべての引数の値を返します。
この関数の引数が 1 つだけの場合、解はスカラーです。引数が複数あるときは、最初の成分が var1 の解、次の成分が var2 の解、以下同様の成分を持ったベクトルになります。PTC Mathcad Prime では誤差が最小になるように、すべての引数の値が同時に調整されます。
引数
• f は最小化または最大化する目的関数です。f は引数なしでソルブブロック関数に渡す必要があります。
• var1, var2, ..., は目的関数 f の各引数の推定値です。目的関数の引数と同じ順序で推定値を入力する必要があります。ソルブブロックに複数の推定値が含まれている場合、すべての値を maximize または minimize 関数に引数として渡す必要があります。
最適化関数の詳細については、このビデオをご覧ください。
追加情報
• 制約のない関数を最適化するには、関数 maximize と minimize をソルブブロックの外で使用します。PTC Mathcad Prime はソルブブロックの外側で指定された制約を無視します。
• レガシー PTC Mathcad 関数 Maximize と Minimize は maximize と minimize にそれぞれ交換可能です。
• リボンから小文字の関数を挿入するか、小文字/大文字の関数を手入力すると、それに自動的に「キーワード」ラベルが割り当てられます。
• 関数 maximize と minimize では KNITRO 求解アルゴリズムが使用されます。
• maximize と minimize によって返るパラメータの次数は、関数 f の引数の次数と同じです。
• 最適化問題に制約条件を追加する際には、等式の制約条件は最適化変数よりも少なくなければなりません。そうでない場合、制約条件により通常は変数の値が固定され、最適化されません。これに対して、不等式の制約条件の数は任意です。
• 指定した推定値は指定した制約条件を満たす必要があります。