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溶接のジオメトリタイプについて
作成するフィーチャーのタイプを決定してから、設計にジオメトリをどのように表示するかについても決定します。このテーブルには、各溶接フィーチャーまたはエッジ準備フィーチャーで使用可能なジオメトリ表示が表示されます。
溶接またはエッジ準備フィーチャー
ジオメトリ表示
フィレット、グルーブ/突合せ、プラグ/スロット溶接
サーフェス
ライト
ソリッド
スポット溶接
サーフェス
ライト
エッジ準備
ソリッド
ライト
「サーフェス」(Surface) - サーフェスジオメトリを設計内に作成して表示します。溶接フィーチャーには必要なすべての製造データが含まれ、設計内ではサーフェスジオメトリとして表されます。
「軽量」(Light) - 既存のカーブまたはエッジを参照しますが、独自のジオメトリは持ちません。溶接フィーチャーとエッジ準備フィーチャーには必要なすべての製造データが含まれますが、参照先のジオメトリ (エッジ、サーフェス) によって表されます。ソリッドエッジ準備ジオメトリがないため、設計の再生成とグラフィックのロード時間を大幅に削減できます。
「ソリッド」(Solid) - ソリッド溶接とエッジ準備は、ボリュームやサーフェス領域などの質量特性が備えられているジオメトリモデルです。
1. ソリッドエッジ準備の参照
2. 軽量エッジ準備の参照
軽量ジオメトリには必要なエッジ準備と溶接のパラメータがすべて含まれているので、製造および設計の目的で必要な場合は、軽量からソリッドまたはサーフェス (またはその反対) に速やかに変換できます。モデルに複数の溶接とエッジ準備を作成する場合、すべての溶接とエッジ準備を軽量ジオメトリとして作成 (および保存) してから、製造での必要に応じてサーフェスまたはソリッドに変換するようにしてください。
 
エッジ準備モデルインスタンスの命名規則はカスタマイズできます。「溶接」(Welding) タブで、 「プリファレンス」(Preferences) をクリックします。「溶接プリファレンス」(Weld Preferences) ダイアログボックスが開きます。リストから「一般」(General) を選択し、「ファミリーテーブル」(Family Table) タブをクリックします。「ファミリーテーブルインスタンス作成」(Create Family Table Instance チェックボックスをオンにし、「新規インスタンス名のフォーマット」(New instance name format) ボックスに名前のフォーマットを入力します。スタートアップ時にのみ、weld_edge_prep_name_suffix コンフィギュレーションオプションに命名規則が表示されます。
エッジ準備フィーチャーをジェネリックモデルで表示するか、単一インスタンスのみで表示するかを指定できます。「溶接」(Welding) タブで、 「プリファレンス」(Preferences) をクリックします。「溶接プリファレンス」(Weld Preferences) ダイアログボックスが開きます。リストから「一般」(General) を選択し、「ファミリーテーブル」(Family Table) タブをクリックします。「ファミリーテーブルインスタンス作成」(Create Family Table Instance) チェックボックスをオンにします。「エッジ準備および溶接フィーチャーを作成」(Create edge preparation and weld features)「ジェネリックモデル内」(In generic model) を選択し、ジェネリックモデル内にフィーチャーを作成するか、「インスタンスモデル内のみ」(In instance model only) を選択して、1 つのモデルインスタンスにフィーチャーを作成します。スタートアップ時にのみ、weld_edge_prep_instance コンフィギュレーションオプションによりエッジ準備フィーチャーが表示される場所が設定されます。
軽量エッジ準備を使用する場合、溶接の質量特性計算 (「溶接」(Welding) > 「質量」(Mass)) の情報を必ずメモしておいてください。軽量エッジ準備の質量は自動的には計算されません。したがって、ユーザーが操作を行わない限り、「質量」(Mass) 計算では軽量エッジの質量が考慮されません。