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トポロジー設計の移動制限
GENESIS 構造最適化では、最適化問題の解をさらに効率的に計算するため、近似された応答が使用されます。一般に、近似値は近似が行われた点での設計変数の値に近くなります。これにより、近似が使用される設計変数値の範囲を制限する必要が生じます。これらの制限は各設計サイクルにおけるテンポラリ境界として使用されます。最適化が終了した時点で、移動制限が結果に影響することはありません。
トポロジー設計では、次のような移動制限があります。
分数トポロジー移動制限 (DELT)
最小トポロジー移動制限 (DTMIN)
設計サイクル i で移動制限を使用して設計変数 X に作成されたテンポラリ境界は次のようになります。
ここで、TMIN はトポロジー設計変数の最小値です。
分数トポロジー移動制限は、近似最適化中に各トポロジー設計変数で許容される変化率です。デフォルト値は 1.0E-6 です。
最小トポロジー移動制限 (DTMIN) は、特定の各設計サイクルでトポロジー設計変数に適用される最小移動制限率です。デフォルト値は 0.2 です。