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最適化検討を設定するには
1. 「ホーム」(Home) > 「最適化検討」(Optimization Study) の順にクリックします。「最適化検討の設定」(Optimization Study Setup) ダイアログボックスが開きます。
2. 「設計検討」(Design study) ボックスに、検討の名前を入力します。
3. 検討に含めるアイテムを選択するには、次のリストからチェックボックスをオンにします。
「トポロジー領域」(Topology regions)
「設計目標」(Design objectives)
「設計拘束」(Design constraints)
4. 必要に応じて、「アドバンス設定」(Advanced Settings) をクリックし、「最適化検討のアドバンス設定」(Optimization Study Advanced Settings) ダイアログボックスで次のアドバンス設定を行います。
「解析」(Analysis) タブ
1. 「診断コード」(Diagnostic code) (DIAG) - 診断出力のレベルを指定するコード番号を入力します。
2. 「メモリ制限 (MB)」(Memory limit in MB) - 最大メモリを指定する値をメガバイト単位で入力します。
3. 「プロセッサ」(Processors) (THREADS) - プロセッサ (スレッド) の数を指定する値を入力します。
4. 「自動単一点拘束」(Automatic SPC) - 剛性がほとんどまたはまったく生じないように自由度を自動的に拘束するには、「はい」(Yes) を選択します。
5. 「パラメータ」(Parameters) - リストを拡張し、 をクリックして 1 行追加し、パラメータの名前と値を入力することで、解析設定を制御するパラメータを追加します。
「設計」(Design) タブ
1. 「最大設計サイクル数」(Max. design cycles) (DESMAX) - その最適化検討で許容される最大設計サイクル数を指定する値を入力します。
2. 「トポロジーインデックス」(Topology index) - コンプライアンスインデックス目的関数の定義方法を指定するオプションを以下から選択します。
「正規化された逆数」(Normalized Reciprocal) (TINDEXM=0) - 最初の設計サイクルの値によって応答が正規化されます。コンプライアンスインデックス目的関数の各項は、負のウェイト係数では逆数を使用して計算されます。
「正規化された直接」(Normalized Direct) (TINDEXM=1) - 最初の設計サイクルの値によって応答が正規化されます。コンプライアンスインデックス目的関数はそのままの合計になります。
「逆数」(Reciprocal) (TINDEXM=2) - 応答は正規化されません。コンプライアンスインデックス目的関数の各項は、負のウェイト係数では逆数を使用して計算されます。
「直接」(Direct) (TINDEXM=3) - 応答は正規化されません。コンプライアンスインデックス目的関数はそのままの合計になります。
3. 「線形化」(Linearization) (LINAPR) - 近似最適化手法の制御方法を指定するオプションを以下から選択します。
「標準」(Regular) (LINAPR=0) - すべての近似値が線形である場合、高速線形近似手法を使用します。一部の近似値が非線形である場合、プログラムの標準ハイブリッド近似が使用されます。
「アグレッシブ」(Aggressive) (LINAPR=1) - すべての応答に高速線形近似手法を使用します。
4. 「収束精度」(Convergence) - 最適化プロセスが完了するタイミングを指定する値を入力します。最適化ではハード収束とソフト収束の両方が考慮されます。ソフト収束は、これ以上最適化できない (設計変数が変化しない) 状態を指します。ハード収束は、2 つの連続する設計サイクルで設計変数は大きく変化しても目標値が改善しない状態を指します。
「ハード絶対」(Hard absolute) (CONV2) - 最適化プロセス全体でハード収束を検出するときの変化の絶対基準を指定します。2 つの連続する設計サイクルで目的関数の絶対変化がここで指定した値より小さく、すべての拘束条件が満たされた場合に、最適化は終了します。
「ハード相対」(Hard relative) (CONV1) - 最適化プロセス全体でハード収束を検出するときの変化の相対基準を指定します。2 つの連続する設計サイクルで目的関数の相対変化がここで指定した値より小さく、すべての拘束条件が満たされた場合に、最適化は終了します。
「ハード最大違反」(Hard max. violation) (GMAX) - 最適化状態で許容される拘束条件の最大の違反を指定します。拘束条件は正規化され、値 0.005 は拘束条件に 0.5 パーセント違反していることを表します。
「ソフト拘束条件」(Soft constraint) (CONVCN) - ソフト収束で許容される拘束条件の値の最大変化量を指定します。拘束条件の値の最大変化量がここで指定した値より小さく、近似最適化中にソフト変数チェックに合格した場合に、最適化は終了します。
「ソフト変数」(Soft variable) (CONVDV) - 最適化プロセス全体でソフト収束を検出するときの変化の相対基準を指定します。設計変数の最大相対変化量がここで指定した値より小さく、近似最適化中にソフト拘束条件チェックに合格した場合に、最適化は終了します。
5. 「移動制限」(Move Limits) - 設計サイクル中に設計変数が変化可能な量を制限する値を入力します。
「分数トポロジー」(Fractional topology) (DELT) - 近似最適化中に各トポロジー設計変数で許容される変化率を指定します。
「最小トポロジー」(Min. topology) (DTMIN) - 特定の各設計サイクルでトポロジー設計変数に適用される最小移動制限率を指定します。
6. 「スクリーニング」(Screening) (DSCREEN) - 現在の設計サイクルで制限値に達する可能性がある拘束条件だけを維持するには、各拘束条件の横にある「切り捨てしきい値」(Truncation threshold) (TRS) と「維持される拘束条件の最大数」(Max. retained constraints) (NSTR) に値を入力します。
7. 「パラメータ」(Parameters) - リストを拡張し、 をクリックして 1 行追加し、パラメータの名前と値を入力することで、設計の設定を制御するパラメータを追加します。
「ファイル出力」(File Output) タブ
1. 「設計ポスト出力」(Design post output) - リストからサイクルを選択することで、最適化ポストプロセスファイル (*DENS.pch) で結果をリクエストする設計サイクルを指定します。
2. 「解析ポスト出力」(Analysis post output) - リストからサイクルを選択することで、解析ポストプロセスファイル (*.pch) で結果をリクエストする設計サイクルを指定します。
3. 「記録結果」(Recorded Results) - リストを拡張し、出力ファイルに記録する結果の横のチェックボックスをオンにします。
5. 「OK」をクリックします。「最適化検討のアドバンス設定」(Optimization Study Advanced Settings) ダイアログボックスが閉じます。
6. 「最適化検討の設定」(Optimization Study Setup) ダイアログボックスで、以下で説明するコマンドの 1 つをクリックします。
「新規」(New) - 新しい最適化検討を作成します。
「保存」(Save) - モデルと一緒に最適化検討を保存します。ダイアログボックスは開いたままとなります。
「実行」(Run) - 最適化検討を実行します。
「OK」 - モデルと一緒に最適化検討を保存し、ダイアログボックスを閉じます。
「キャンセル」(Cancel) - 最適化検討をキャンセルします。