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グローバル感度解析検討の効果的な使用
グローバル感度解析を使用すると、デザインスペースの 2 次元断面、つまり 1 つまたは複数の設計変数が Creo Simulate によってその値の範囲において変更されたときのメジャー値を取得できます。
グローバル感度解析検討が使用できなかった場合は、モデルのコピーを複数作成し、それぞれのコピーをわずかづつ修正することで同じ結果を得ることができます。それぞれのコピーについて標準検討を実行したら、各実行によって得られたメジャーを 1 つのグラフにプロットすることができます。グローバル感度解析検討を使用すると、1 度の実行でそのデータを得ることができます。
最も一般的なタイプのグローバル感度解析検討では、1 つの設計変数のみを変更し、ほかのすべての設計変数は一定のままにするよう Creo Simulate を設定します。Creo Simulate で、同時に複数の設計変数を指定された範囲で変更して検討を実行することもできます。
また別の方法として、1 つまたは複数の設計変数を、別の変数を変更しながらオフセットすることができます。この方法を実行するには、オフセットする設計変数に開始値と終了値を、両者が非常に近くなるように設定してください。任意の 2 つの設計変数の開始値と終了値に同一の値を設定することはできません。
半径の変化に応じたフォンミーゼス応力をプロットしたグローバル感度解析カーブの例を、グローバル感度解析検討の単一変数の変更に示します。