2D 平面歪み熱モデルタイプ
2 方向では温度が変化しても 3 方向目には変化しないなど、1 方向の熱流束がごくわずかな場合に、このオプションを使います。長いパイプや熱シンクなど、一般に、1 方向の寸法が長い構造がこれに当たります。2D 平面歪みモデルは実際の 3D モデルのスライスにあたります。
2D 平面歪みモデルでは、含まれているすべてのジオメトリが、モデルの参照座標系として選択する直交座標系の XY 平面上にある必要があります。アセンブリの作業では、アセンブリ構成部品に含まれているすべてのジオメトリが同じ Z 深さである必要があります。
モデルがこれらの条件を満たしている場合は、
シェルまたはソリッド、またはその両方を使用して、構造の 2 次元断面を 2D 平面歪みモデルとしてモデル化できます。選択内容に応じて、
Creo Simulate で以下のいずれかの処理が実行されます。
• 純粋なソリッドモデル -
2D ソリッド要素を使用してモデルがメッシュされます。ソリッドモデリングでは、材料特性を 2 次元断面のサーフェスに指定する必要があります。シェルモデル化は、モデルのどのカーブにも指定しないでください。
• 純粋なシェルモデル -
2D シェル要素を使用してモデルがメッシュされます。シェルモデリングでは、2D 平面歪みモデルに含めるジオメトリを選択する際、エッジだけを選択する必要があります。サーフェスは選択しないでください。
Creo Simulate でメッシュするすべてのカーブに、
単純またはアドバンスシェルモデル化も作成する必要があります。材料特性は 2 次元断面のサーフェスに指定しないでください。
• 混合モデル - 2D ソリッド要素と 2D シェル要素の両方を使用してモデルがメッシュされます。混合モデリングでは、Creo Simulate でメッシュするすべてのカーブで、単純またはアドバンスシェルモデル化を作成する必要があります。材料特性を 2 次元断面のサーフェスに指定する必要もあります。