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ストラテジー : モデルを単純に保つ
部品の構築にあたっては、簡略化を心がけてください。Creo Simulate で部品を処理する際、設計の外観ではなく本質的な要素に重点を置く必要があります。
解析や設計検討に不要であり、結果に対する影響がないと考えられるフィーチャーは、とりあえず省略します。また、可能な場合は、設計内の変更できない領域も省略します。これらのアイテムは、Creo Simulate の最適化が完了した後で設計に戻すことができます。
このアプローチには、さまざまな利点があります。第一に、Creo Simulate 設計検討は、単純な部品に対しては高速で実行されます。第二に、設計の不要な部分を部品から省略すると、設計変数の変化を人為的に制約し得る関係が設立される危険性がなくなります。第三に、部分的開発されたモデルの解析結果を使用すると、モデルの残りの部分の構築に関する質問に回答することができます。
設計を簡略化すると、設計の各段階において、以下に示すさまざまな利点があります。
概念設計段階 - 設計の初期段階において、完全に作成された部品やアセンブリがない場合でも、実行可能性検討を迅速かつ容易に実行できます。
中間設計段階 - 部分的に定義されたアセンブリや、未定義の主要エリアがいくつかある部品の有限要素モデルを完了できます。これには以下の 2 つの利点があります。
未完成エリアが十分に定義されるまで待たなくても、部品の完了エリアを変更できます。
解析結果から未完成エリアの設計方針を決定できます。
完成部品の解析 - 部品やアセンブリの有限要素表現の複雑さを減少できます。
部品やアセンブリを簡略化する方法は多数あります。モデルおよびシミュレーション目標の性質に合った、最適なアプローチを選択してください。
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