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3 点での直線移動
時刻歴応答解析、周波数応答解析、ランダム応答解析で、3 点支持における直線移動によってベースの運動を指定するには、モデルを特別な方法で拘束する必要があります。参照先の固有値解析で、モデル内の同一直線上にない 3 点にポイント拘束を定義する必要があります。
ポイント拘束は、次の例に示す基準を満たす必要があります。
次の図に示すような 3 点があるとします。1 つ目の点はすべての直線移動自由度が拘束され、2 つ目の点は 2 本の軸方向の直線移動が拘束され、3 つ目の点は 1 本の軸方向だけ直線移動が拘束されていなければなりません。この 3 つのポイント拘束では、モデルの剛体運動だけが拘束されます。
3 つのポイント拘束の拘束セットは WCS または共通の直交 UCS を基準にしている必要があります。
1 つ目の点はすべての直線移動自由度が拘束されていなければなりません。この例では、点 1 は X、Y、Z 方向の直線移動が拘束されていなければなりません。
点 1 と点 2 を結ぶ直線は、座標系のいずれかの軸と平行になっている必要があります。点 2 はその軸方向に自由でなければなりません。これはほかの 2 本の軸方向に拘束されていなければなりません。この例では、点 1 と点 2 を結ぶ直線が Y 軸と平行になっています。点 2 は X 方向と Z 方向の直線移動が拘束されていなければなりません。
点 3 は、点 1 と点 2 を結ぶ直線を通る、いずれかの座標平面に対して平行な平面内になければなりません。点 3 は、3 つの点によって定義される平面に垂直な方向に拘束されていなければなりません。この例では、3 つの点によって X-Y 平面が定義されています。点 3 は Z 方向の直線移動が拘束されていなければなりません。
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