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変形領域について
変形領域とは、複数の方向にベンドしているか、モデルのエッジまで延びていない、モデルのセクションのことです。製造のための準備でベンド解除できるように変形領域の処理を指定するには、ベンド解除ツールの「変形制御」(Deformation Control) タブを使用します。一般に、ベンド解除するすべてのサーフェスに外側エッジがあるか、外側エッジを含む領域と隣接していなければなりません。隣接する領域は、展開不可能な領域と対応する外側エッジとの間のブリッジとして機能し、これによって、変形が生じることなく、材料が伸びます。
ベンド解除操作を実行する場合、板金部品の各変形領域に、次のいずれかのタイプの変形制御を適用します。
「境界をブレンド」(Blend boundaries) - 変形領域の境界を隣接する部品のエッジとブレンドします。
「リップ」(Rip) - 部品から変形領域をリップします。
「スケッチ領域」(Sketch area) - 変形領域のフラット形状をスケッチします。
各種変形制御の例を次に示します。
境界がブレンドされた変形領域
変形領域をリップ
形状がスケッチされた変形領域