新しいパイプサイズの追加
この練習で作業を行う場合、
<Creo load point>\Common Files\help\sample_models\piping に用意されているサンプルファイルを使用します。チュートリアルを開始する前に、
piping フォルダのコピーをお使いのコンピュータ上に作成し、
パイピングデータを設定することをお勧めします。
ワークフロー
1. 新しいパイプサイズを定義します。
2. 以下のいずれかを実行します。
◦ ベンドがあるパイプのデータを定義します。
◦ マイタジョイントがあるパイプのデータを定義します。
3. 自動選択ファイルで新しいパイプサイズを定義します。
4. 新しいサイズのパイプセグメントを作成します。
新しいパイプサイズの定義
1. piping_data フォルダ内で、master_catalog フォルダをダブルクリックし、pipe フォルダをダブルクリックして、ファイル pipe_steel.csv を開きます。
2. 1 行挿入し、以下の値をカタログファイルに追加します。
SCH_RATE
|
SIZE
|
SIZE_CODE
|
PIPE_OD
|
PIPE_THK
|
END_TYPE
|
40
|
550A
|
550
|
558.8
|
12.7
|
PE,BE
|
以下の図では、パイプサイズの新しい値が赤色で示されています。
3. パイプマスターカタログファイルを保存して閉じます。
4. 以下のいずれかを実行します。
ベンドがあるパイプのデータの定義
1. bend フォルダをクリックし、ファイル bend_steel.csv を開きます。
2. 次の値を入力します。
サイズ | RADIUS | RATIO | MIN_RADIUS | MAX_RADIUS | MIN_ANGLE | MAX_ANGLE |
550A | 1100 | | 1100 | 1100 | 0 | 360 |
以下の図では、ベンドの新しい値が赤色で示されています。
3. ベンドファイルを保存して閉じます。
4. bend_machine フォルダをクリックし、ファイル bend_springback_elong_steel.csv を開きます。
5. 次の値を入力します。
サイズ | RADIUS | ANGLE | SPRING_BACK_LEN | ELONGATION_LEN |
550A | 1100 | 5 | 35 | 33 |
550A | 1100 | 90 | 41 | 39 |
以下の図では、スプリングバックと伸長の新しい値が赤色で示されています。
6. ベンドスプリングバック/伸長ファイルを保存して閉じます。
7. bend_machine フォルダ内で、ファイル bend_machine.csv を開きます。
8. 次の値を入力します。
サイズ | START_CLAMP_LEN | MID_CLAMP_LEN | END_CLAMP_LEN |
550A | 1200 | 2000 | 1500 |
以下の図では、ベンド加工の新しい値が赤色で示されています。
9. ベンド加工ファイルを保存して閉じます。
マイタジョイントがあるパイプのデータの定義
1. miter フォルダをクリックし、ファイル miter_steel.csv を開きます。次の値を入力します。
サイズ | RADIUS | MIN_ANGLE | MAX_ANGLE | CUT_NUMBER |
550A | 559 | 0 | 30 | 1 |
550A | 559 | 30 | 60 | 2 |
550A | 559 | 60 | 90 | 3 |
以下の図では、マイタの新しい値が赤色で示されています。
2. マイタファイルを保存して閉じます。
自動選択ファイルでの新しいパイプサイズの定義
1. piping フォルダを開き、piping_assembly フォルダをワーキングディレクトリとして設定します。
2. manifold_skid.asm を開きます。
3. 「アプリケーション」(Applications) >
「パイピング」(Piping) の順にクリックします。
「パイピング」(Piping) タブが開きます。
4. 「仕様データベース」(Spec DB) をクリックします。
「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスが開きます。
5. をクリックします。
「ファイルを開く」(Open File) ダイアログボックスが開きます。
6. ms_asfile.ptd をダブルクリックします。選択したファイルの情報が「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスに取り込まれます。
7. 「スケジュール」(Schedule) ボックスで、40 を選択します。
8. をクリックしてパイプサイズを編集します。
9. 550A を選択し、「OK」をクリックして新しいサイズを追加します。
10. 「ベンド許容」(Allow Bend) および「マイタ許容」(Allow Miter) チェックボックスをオンにします。
11. をクリックして、表示されている仕様記録を自動選択ファイルに追加します。
12. をクリックしてファイルを保存します。
13. 「パイプ仕様を定義」(Define Piping Specification) ダイアログボックスを閉じます。
新しいサイズのパイプセグメントの作成
1. 「パイプルーティング」(ROUTE PIPE) をクリックします。
2. グラフィックウィンドウ内でパイプセグメントを選択します。警告メッセージが開きます。
a. パイプセグメント
3. 警告メッセージで「確定」(Confirm) をクリックします。
4. 「開始設定」(Set Start) をクリックします。
「開始を定義」(Define Start) ダイアログボックスが開きます。
5. 「モデル」(Model) >
「データム」(Datum) >
「座標系」(Coordinate System) の順にクリックします。
6. スキッドのコーナーにある ASM_DEF_CSYS を「参照」(Reference) として選択します。
a. 座標系
7. 「サイズ」(Size) ボックスで、550A を選択します。
8. 「OK」をクリックします。
9. 「パイピング」(Piping) >
「延長」(Extend) の順にクリックします。
「延長」(Extend) ダイアログボックスが開きます。
10. ドラッガのハンドルを z 軸に沿ってドラッグします。
11. 「OK」をクリックします。サイズ 550A の新しいパイプセグメントが作成されます。
a. 新しいパイプセグメント