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パイプと被覆の厚みを付けた表示について
厚みを付けてパイプを表示するモードでは、ソリッドパイプを作成することなくパイプの中心線が 3D 形状として表示されます。厚みを付けたパイプの表示は、ソリッドパイプの軽量表示です。厚みを付けたパイプの表示では、実際に使用されるメモリ量は少なく、より短時間で再生が可能な、効率的なパイピングアセンブリが作成されます。厚みを付けたパイプはすべてのグローバル表示方法 (ワイヤフレーム、隠線表示、隠線非表示、シェード) と図面モードで表示されます。厚みを付けたパイプの表示はソリッドパイプとは独立しており、ソリッドパイプの属性を持ちません。
厚みを付けたパイプの表示には、次の特性があります。
アセンブリ内のすべてのパイプラインに適用します。
パイプの中心線を選択可能にします。
変更のたびに更新します。
ソリッドパイプと重なります。
ソリッドパイプの外観と同じです。
厚みを付けたパイプの表示にはジオメトリ情報やデータは含まれていないので、次の点に注意してください。
論理演算は適用されません。
ソリッドパイプが失敗しても厚みを付けたパイプは失敗しません。
厚みを付けたパイプのペアクリアランス解析は、ソリッドパイプと同じ結果にはなりません。
厚みを付けたパイプの表示では、個別のパイプをオンまたはオフすることはできません。
厚みを付けたパイプは部品表や質量特性の計算には含まれません。
次の図では、パイプラインが中心線として表示されています。
次の図では、同じパイプラインが厚みを付けたパイプとして表示されています。
厚みを付けた被覆の表示は、使用されるメモリ量が少ない、被覆の軽量表示です。厚みを付けた被覆を表示できるのは、厚みを付けたパイプの表示時のみです。