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スケッチャー拘束について
拘束とは、エンティティまたはエンティティ間の関係のジオメトリを定義する条件のことです。拘束では、ジオメトリエンティティまたは作図エンティティを参照することができます。拘束を作成するか、スケッチするときに提示される拘束をアクセプトすることができます。既存の拘束を選択したり、削除したり、その拘束に関するもっと詳細な情報を取得することができます。拘束ツールは継続モードで動作します。
拘束の中には、単一のエンティティに適用できるものや、エンティティのペアまたはグループに適用できるものがあります。
エンティティの数
適用可能な拘束
単一のエンティティ
垂直
水平
エンティティのペア
垂直
正接
中間点
一致
ミラー
同等
平行
3 つ以上のエンティティ
同等
平行
 
仮寸法のグループに同等の拘束を適用した場合、その寸法は除去され E で置換されます。これらの拘束された寸法を直接制御するには、エンティティのいずれかに対して固定寸法を作成する必要があります。
新しいエンティティの終点が固定されている場合、「エッジ使用」(Use Edge) または「エッジオフセット」(Offset Edge) コマンドを使用して作成されたエンティティまたはエンティティのチェーンには、同一点拘束シンボルが表示されます。
固定拘束と仮拘束
仮拘束とは、Pro/ENGINEER Wildfire 4.0 より前のバージョンで作成されたスケッチに自動的に生成されている拘束です。これらは灰色で表示されており、ジオメトリ、寸法、または拘束を追加したり削除した時点で表示されなくなります。固定寸法とは、ユーザーが定義する寸法のことです。
拘束条件の矛盾
既存の固定寸法や拘束と矛盾する拘束を固定または追加すると、矛盾する寸法や拘束がハイライトされ、「スケッチ解消」(Resolve Sketch) ダイアログボックスが表示されます。
スケッチを解決するには、矛盾する拘束または寸法を 1 つ選択し、次のいずれかのオプションを選択します。
「元に戻す」(Undo) - 選択した拘束が追加された拘束の場合はそれを除去し、固定された拘束の場合は仮拘束に戻します。
「削除」(Delete) - 選択した拘束条件を削除します。
「寸法 > 参照」(Dim > Ref) - 矛盾する寸法を参照寸法に変換します。