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プロセス条件について
解析を実行する前に、次のプロセス条件を設定する必要があります。
「充填時間」(Filling time) - キャビティにプラスチック溶融物を充填するのに必要な時間。充填時間を増やすと、流速と射出圧力が低下します。
「溶融温度」(Melt temperature) - プラスチック溶融物がゲートから射出されるときの温度。溶融物の温度が高いと流動性が向上しますが、取り出し温度まで溶融物を冷却するのにより多くの時間がかかります。
「モールド温度」(Mold temperature) - モールド温度はモールド割型の温度です。射出成形では、モールド温度は溶融物の温度より低く維持されます。これにより、プラスチック溶融物がキャビティウォールに達するとキャビティ表面がソリッド化します。
「最大射出圧力」(Maximum injection pressure) - 最大射出圧力とは、そのマシンで加えることができる最大圧力のことです。最大射出圧力が低いとショートショットが発生しやすくなります。
カスタマイズした材料を使用している場合、次のプロセス条件の値を指定するか、デフォルト値を使用します。
「取り出し温度」(Ejection temperature) - この値は冷却時間の概算に不可欠です。取り出し温度は、プラスチックがソリッド化するモールド温度より高くなければなりません。冷却メカニズムに従い、温度が取り出し温度と同じになるまで熱が絶えず伝達された後、モールド部品が取り出されます。部品を適切に取り出すには、取り出しシステムからの部品に対するローカルフォースに抵抗するのに十分な剛性が部品に必要です。
「固化温度」(Freeze temperature) - 溶融したプラスチックがソリッド部品になる温度。これは物理特性であり、材料によって異なります。