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Windchill データベースの使用について
Windchill データベースには各モデルのさまざまなイテレーションの形状情報を保存できます。モデルの形状情報を Windchill データベースに保存するには、ファイル config_init.mc のコンフィギュレーションオプション WC_DUPINFOY に設定します。
モデルに対して Creo ModelCHECK を実行すると、次の質量特性パラメータに自動的に値が指定されます (まだ指定されていない場合)。
体積 (MC_VOLUME)
表面積 (MC_AREA)
主慣性モーメント 1 (MC_INERTIA_1)
主慣性モーメント 2 (MC_INERTIA_2)
主慣性モーメント 3 (MC_INERTIA_3)
これらのパラメータは、「パラメータ」(Parameters) ダイアログボックスの「レポートされた質量特性パラメータ」(Reported Mass Properties parameters) に表示されます。
モデルを保存すると、これらのパラメータ (指定パラメータ) に形状属性が保存されます。モデルをチェックインすると、これらのパラメータはシステムパラメータとして Windchill データベースに保存されます。
 
*注記 Windchill データベース管理者は、これらのパラメータ用にグローバル属性を作成する必要があります。グローバル属性のデータ型は実数とし、デフォルト値はありません。Windchill データベース管理者は、タイプマネージャを使用してグローバル属性のタイプを定義し、値を変更するためのアクセス許可を付与する必要があります。
Creo ModelCHECK で重複モデルをサーチする場合、Windchill データベースに保存されている形状属性が使用されます。SEARCH_DUP_MODELS チェックは重複モデルをサーチします。定数コンフィギュレーションファイル (MCSI1_TOL から MCSI5_TOL) のオプションを使用して、属性に公差パーセントを指定できます。すべての属性が公差範囲内にあるモデルのみが重複モデルと見なされて報告されます。レポートが Windchill で表示されます。
 
重複モデルのサーチは、Creo Parametric で登録されているアクティブな Windchill サーバーでのみ実行されます。登録済みであっても、アクティブでないサーバーはサーチされません。Creo ModelCHECK を実行すると、SEARCH_DUP_MODELS チェックによって、アクティブな Windchill サーバーでのサーチ結果が Creo ModelCHECK レポートに表示されます。表示されているすべてのサーバーコンテキストのコンテキスト別サーチを開始して重複モデルとその詳細をサーチするには、レポートの「サーチ」(Search) をクリックします。アクティブなサーバーがない場合、Creo ModelCHECK レポートで「サーチ」(Search) は使用できず、Creo ModelCHECK でメッセージが表示されます。内容に応じたサーチを有効にしていない場合、またはアクティブなサーバーでサーチが適切に設定されていない場合、サーチ結果は返りません。
重複モデルのサーチはインデックス付きオブジェクトに対してのみ実行されます。ローカルキャッシュ内のオブジェクトにはインデックスがありません。ワークスペースにアップロードされたオブジェクトにはインデックスが付きます。
重複モデルのサーチはレガシーモデルでは実行されません。レガシーモデルの質量特性パラメータが存在しないか、値が指定されていないか、サーチに必要なパラメータとの互換性がないためです。