Creo ModelCHECK の速度について
パラメータが存在するか、パラメータの値が特定値に設定されている場合、condition.mcc ファイルに行を追加して、Creo ModelCHECK にある種のモデルのチェックをスキップさせることができます。そのように指定されたモデルが Creo ModelCHECK の動作するアセンブリのメンバーである場合は、そのモデルがスキップされます。Creo ModelCHECK の速度を最適化する場合は、以下のことを考慮してください。
• Creo ModelCHECK は、NOCHECK と呼ぶモデルのパラメータを検索するようにあらかじめ設定されています。このパラメータが存在すると、モデルがスキップされます。「ツール」(Tools) > 「パラメータ」(Parameters) の順にクリックし、それぞれのボックスを使用して文字列パラメータとして NOCHECK を作成し、このモデルのパラメータを設定します。
次のように condition.mcc ファイルを編集して、パラメータの名前を変更できます。
#OVERRIDE CHECKS
IF (<parameter_name>) NOCHECK
ここで、parameter_name はパラメータの名前です。このパラメータが存在すると、モデルがスキップされます。
• アセンブリモードでは、パラメータ MC_ERRORS の値が 0 (良好なモデルである) であり、モデルが検索以降に変更されていない場合、Creo ModelCHECK はモデルのチェックを自動的にスキップします。
• 最も負荷の高いチェックが次に実行されます。このようなリソースを無効にすることによって、Creo ModelCHECK の速度を 50 パーセント増加できます。
部品モードでは、次のパラメータを無効にします。
◦ SHARP_EDGE
◦ SRF_EDGES
◦ ACCURACY_INFO
◦ SLA_INFO
◦ ADD_CHK_PARAM
◦ CALCULATE に設定された SHORT EDGE (代わりに値を使用)
◦ SKETCH_ITEMS
◦ DUPLICATE_MODELS
◦ すべてのジオメトリ整合性チェックのチェック
図面モードでは、以下のパラメータを無効にします。
◦ STD_DTL_SETUP
◦ NOTE_INFO
◦ config_init.mc ファイルで Y に設定されている DRW_SHEET_ALL
• ファイル config_init.mc のコンフィギュレーションオプション DIR_REPORTS をローカルマシンのディレクトリに設定します。この設定によって、Creo ModelCHECK を実行するたびにファイルをネットワーク経由で書き込む必要がなくなります。コンフィギュレーションオプション DIR_METRICS の設定内容は重要ではありません。集計ファイルは Creo Parametric の終了時に 1 回書き込まれるだけです。